ハリウッドを揺るがす女性パワー、『オールド・ガード』監督らがコミコンで語る

「コミコン@ホーム」のパネルディスカッションに、シャーリーズ・セロン主演のNetflixオリジナル映画『オールド・ガード』など、“女性が主導権を持つ”映画やTVシリーズを手がける女性気鋭クリエイターが集結した

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Netflix映画『オールド・ガード』独占配信中
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  • Netflix映画『オールド・ガード』7月10日(金)より独占配信開始
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  • 「ニミュエ 選ばれし少女」Netflix配信中
日本時間7月26日、オンラインで開催されている「コミコン@ホーム」のパネルディスカッションで、シャーリーズ・セロン主演のNetflixオリジナル映画『オールド・ガード』や、「13の理由」キャサリン・ラングフォード主演のNetflixファンタジーシリーズ「ニミュエ 選ばれし少女」など、“女性が主導権を持つ”映画やTVシリーズを手がける女性気鋭クリエイターが集結、自身の作品やキャスティングなどについて語った。

>>『オールド・ガード』あらすじ&キャストはこちらから

現在Netflix史上6位の大ヒットとなっている『オールド・ガード』のジーナ・プリンス=バイスウッド監督は、グレッグ・ルッカのような著名なグラフィックノベルのクリエイターと組めたことは貴重な体験と振り返り、彼が作り出した女性キャラクターに惚れ込んだことを明かす。

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「2人の女性主人公のうち1人は若い黒人女性なんて、『ブラックパンサー』以来ですよね。だからとても興奮しました」と監督。「私はアクション映画が大好きです。ハリウッドでは私たちはアクションが好きではなく、撮りたいとも思わないと考えてるようですけれど。クールなセットで、古代の武器が現代の武器を打ち負かせることや2人の女性を最高に描けることには興奮しました」と言う。

「シャーリーズとキキ・レインには、あまりスタントダブルを使いたくないと話しました」と続け、「最高のアクションシーンが人物にストーリーをもたらすので、合成や編集なしに、その表情が見えなければならないと考えたのです」と語り、それを実現させた優秀なスタントチームの仕事ぶりにも言及した。

6,000歳以上のベテラン戦士アンディを演じるシャーリーズはこれまでもアクションを披露しているが、ルーキーであるナイル役のキキ・レインは初めてのアクション映画。しかも、彼女の前作はまったく系統の異なる『ビール・ストリートの恋人たち』だ。

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キキについて監督は「ヤバいくらいに最高です」と絶賛を贈る。「ナイルは海兵隊員なので、その役割を演じられる自然なタフネスがある俳優が必要でしたが、キャスティングに苦労していました。オーディションでも素晴らしい俳優にたくさん会いましたが、まだ見たことのないタフネスが必要でした」。

そんなとき「バリー・ジェンキンス監督が『ビール・ストリートの恋人たち』のアーリーカット版に誘ってくれて、そこでキキに会いました。『うわぁ、彼女は本当によい女優だな』とは思いましたが、彼女はソフトすぎると思っていたんですよ、間抜けなことに」。

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その後、彼女がオーディションに参加してくれたとき、会って5秒で、彼女が脆さを備えているだけでなくタフさも持ち合わせていることが分かり、ナイルを見つけたと思いました」と言う。「彼女もこれまでやったことのなかったアクションに挑戦することで、より向上したいと思っていて、数か月のトレーニングで素晴らしい仕事ぶりを見せてくれました」と振り返った。

そのほか、パネルディスカッションには「ニミュエ 選ばれし少女」ほか「ジェシカ・ジョーンズ」「ジェーン・ザ・ヴァージン」など数多くのTVシリーズを手掛けるゼトナ・フエンテス監督、エマ・トンプソン×ミンディ・カリングによる『レイトナイト 私の素敵なボス』のニーシャ・ガナトラ監督、“インディペンデント映画の25人のニューフェイス”の1人にも選ばれた「マーベル クローク&ダガー」のローレン・ウォークステイン監督が登場。

ニーシャ監督の最新作『The High Note』(原題)は、トレイシー・エリス・ロスとダコタ・ジョンソンを迎え、全盛期を過ぎたトップミュージシャンとそのアシスタントを通じて、男性のルールによって縛られている業界で性差別や年齢差別との闘いを描くコメディ。アメリカでは新型コロナウイルスの影響により、劇場公開ではなくオンデマンド配信に切り替えられている。

ローレン監督は、長編ドキュメンタリー『13th-憲法修正13条-』や「ボクらを見る目」のエヴァ・デュヴァネイがクリエイターを務める「Queen Sugar」(日本未上陸)の新シーズンの総合監督を任されたことに加え、育児との両立に協力的なクルーであることの喜びをコメント。同作はロックダウン以来、2エピソードで撮影休止となっている。

「ニミュエ 選ばれし少女」Netflix配信中
「ニミュエ 選ばれた少女」のゼトナ監督は、アメコミ界の巨匠フランク・ミラー(「バットマン:ダークナイト リターンズ」など)とトム・ウィーラー(『レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー』など)が共同執筆したグラフィック・ノベルに夢中になり、Netflixに売り込んだことを興奮しながら振り返る。アーサー王伝説がモチーフながら、キャサリン演じる若い女性ニミュエが主人公であり、“アーサー”役はオーストラリア出身の黒人俳優デヴォン・テレルという同作は「私たちとのつながりを感じたり、共感したりできるストーリー」と語った。

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最後に、「Women in Film LA」と「サンダンス・インスティテュート」が立ち上げた映画とTVのジェンダーバランスの改善を目指す非営利組織「ReFrame」のアリソン・エミリオも登場し、団体の活動をアピール。

「ReFrame」では脚本家、監督、プロデューサー、キャスティング、撮影クルーなど、制作の8つの主要分野のうち4つで女性が関わっている作品を、ジェンダーバランスのとれた作品として独自の認定を行っている。『オールド・ガード』はもちろん、今回のパネル参加者全員の作品が「ReFrame」の基準を満たし、認定を受けているという。パートナーである米Huluと製作したPRビデオも製作されている。


Netflix映画『オールド・ガード』は配信中。

「ニミュエ 選ばれし少女」はNetflixにて配信中。
《text:Reiko Uehara》

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