【MOVIEブログ】今年の主役はあなたです

東京国際映画祭(TIFF)も後半戦に入ってきました。

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東京プレミア2020作品のポスターたち。カッコイイ
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東京国際映画祭(TIFF)も後半戦に入ってきました。

今年はコンペ部門がなく、いわゆるグランプリや最優秀主演男優賞などの賞はないんだけど、スタッフで話し合って、1つだけ賞を残そうと。これも映画祭の1つの役目だと思うんだけど、色々な才能に賞を与えることでそこにスポットライトを当て、それが新たな映画の潮流を作っていく。TIFFで言えば、『バベル』『レヴェナント:蘇えりし者』などのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督も長編デビュー作の『アモーレス・ペロス』が2000年のTIFFのグランプリを獲って、そこから世界に羽ばたいていった(と思っている。ちなみに、この『アモーレス・ペロス』は僕もTIFFで観てその衝撃はいまでも忘れられない)。正直に言うと、僕は個人的には映画に優劣はつけられないとは思っているんだけど、そういう意味で賞を与えるということにも大事な意味はある。

そして、今年1つだけ残すことにしたのは「観客賞」。

観てもらったお客さんに4段階評価で投票してもっとも評価の高かった作品に贈られる賞。対象作品はコンペに代わって今年新たに設立した「TOKYOプレミア2020」の32本。日本から10本、アジアから12本、それ以外の欧米などから10本。

海外の映画祭だと映画祭も中盤になってくると、コンペ部門の星取表なんかも揃ってきて、メディアやお客さんの間でも何が獲りそうとか、誰が良かったとかでバズっていって、それが映画祭の盛り上がりとなる。残念ながら今年のTIFFは星取表もやってないし、コロナ対応でメディアが集まれる場所もないし、若干盛り上がりに欠けるところもある。ただ、現場で色々と伝え聞こえてくる評判の良い作品もあって、いまのところ『アンダードッグ』『兎たちの暴走』『私をくいとめて』あたりが聞こえてきている。さぁ、この中から観客賞が出てくるか。

今年の主役はお客様。

9日に結果が出る。
《text:Yusuke Kikuchi》

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