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『偶然と想像』濱口竜介監督、ベルリンでキャスト&スタッフに感謝「この物語を信頼してくださった」

新作『偶然と想像』で第71回ベルリン国際映画祭で審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞した濱口竜介監督が現地で授賞式に参加した

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『偶然と想像』ベルリン映画祭授賞式 (C)2021 NEOPA / Fictive
『偶然と想像』ベルリン映画祭授賞式 (C)2021 NEOPA / Fictive
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  • 『偶然と想像』 (C)2021 NEOPA / Fictive
3月に発表された第71回ベルリン国際映画祭で審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞した『偶然と想像』(英題:Wheel of Fortune and Fantasy)の濱口竜介監督。この度、ようやく現地で開催された授賞式に濱口監督が出席、古川琴音や中島歩、玄理らキャスト陣やスタッフへの感謝を語った。

現地時間6月13日19時30分から「Open Air Cinema Museumsinsel」で行われた、ベルリン国際映画祭のレッドカーペットと授賞式。本年度のベルリン映画祭は3月に受賞結果が発表されていたが、新型コロナウィルスの影響を受け、授賞式は6月に実施となっていた。

『偶然と想像』ベルリン映画祭授賞式 (C)2021 NEOPA / Fictive
授賞式では、ドキュメンタリー作品『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』の監督で、ベネチア映画祭初、ドキュメンタリー作品で金獅子賞を受賞したジャンフランコ・ロージ監督がプレゼンター。

本作品について、「普通なら対話や言葉が終わる地点から、この映画の対話はむしろ始まるのです。そこからが本作の真骨頂であり、あまりに深く掘り下げるので、観客は驚きと困惑の中で自問することになります。『どこまで掘り下げるんだ?』と。濱口の言葉は物質であり、音楽であり、素材なのです。最初は、白い壁の部屋に男と女、ときには2人の女が立っているだけの、ほとんどマイナーなものに見えます。そして、場面が進むにつれて、このシンプルな部屋の中に、自分もそこに含まれるような全宇宙が、彼らともに立ち現れてくるような気がしてくるのです」とコメントし、濱口監督を紹介した。

『偶然と想像』ベルリン映画祭授賞式 (C)2021 NEOPA / Fictive
まず「ありがとう」とドイツ語で挨拶した後、濱口監督は日本語で「外は多少寒いということはわかっているのですが、ここに来られなかったキャスト・スタッフの名前を伝えさせていただきます」とし、「古川琴音さん、中島歩さん、玄理さん、渋川清彦さん、森郁月さん、甲斐翔真さん、占部房子さん、河井青葉さんキャストの皆さんです。ありがとうございました。皆さんがこの物語を信頼してくださったので、今このような素晴らしい賞をいただくことができています」と感謝。

『偶然と想像』 (C)2021 NEOPA / Fictive
「そしてここには来られていないスタッフ、撮影の飯岡幸子さん、演出・制作チームの高野徹さん、大美賀均さん、深田隆之さん、音チームの城野直樹さん、黄永昌さん、鈴木昭彦さん、衣装の碓井章訓さん、美術の布部雅人さん、ソ・ヒョンソンさん、メイクの須見有樹子さん、そしてプロデューサーの高田聡さん、本当にありがとうございました」と述べた後、「名前ばかり伝えてすみません。でも本当にこのメンバーがチームのほぼ全員です。とても小さなチームで映画を作りました。この人たちこそがこの映画です。心から感謝を述べたいと思います」と感謝を重ねる。

『偶然と想像』 (C)2021 NEOPA / Fictive
「同じことが映画祭にも言えると思います、難しい状況の中、オンラインでの上映ではありましたが3月から心遣いと温かみを感じながら(参加していました)。カルロ・シャトリアン(ベルリン映画祭のディレクター)とそのチーム、そして素晴らしい審査員の皆様にお礼を申し上げます、ありがとうございました。ありがとうベルリン!」と映画祭にも感謝の言葉を語り、大きな拍手を浴びていた。

『偶然と想像』ベルリン映画祭授賞式 (C)2021 NEOPA / Fictive
本作は、タイトル通り「偶然」と「想像」をテーマにした3話オムニバスから成る濱口監督初の短編集。脚本はすべて濱口監督自身が手掛け、撮影は3話ともに『うたうひと』『ひかりの歌』の飯岡幸子が務めた。第一話には古川琴音、中島歩、玄理、第二話には渋川清彦、森郁月、甲斐翔真、第三話には占部房子、河井青葉が出演している。

『偶然と想像』は12月、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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