事件に立ち向かう保健省大臣にも密着『コレクティブ 国家の嘘』スリリングな日本版予告

本年度アカデミー賞で国際長編映画賞・長編ドキュメンタリー賞の2部門にノミネートされた話題のルーマニア映画『コレクティブ 国家の嘘』より、日本版予告編が解禁された。

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『コレクティブ 国家の嘘』 (C) Alexander Nanau Production, HBO Europe, Samsa Film 2019
  • 『コレクティブ 国家の嘘』 (C) Alexander Nanau Production, HBO Europe, Samsa Film 2019
  • 『コレクティブ 国家の嘘』 (C) Alexander Nanau Production, HBO Europe, Samsa Film 2019

命よりも利益や効率が優先された果てに起こった国家を揺るがす巨大医療汚職事件の闇と、それと対峙する市民やジャーナリスト達を追い、本年度アカデミー賞で国際長編映画賞・長編ドキュメンタリー賞の2部門にノミネートされた話題のルーマニア映画『コレクティブ 国家の嘘』より、日本版予告編が解禁された。


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この度解禁された予告編は、火災当時27名だった死者数が、最終的には火災から3か月で64名にまで膨れ上がったところから始まる。いち早く取材を始めた地元のスポーツ紙「ガゼタ・スポルトゥリロル」に寄せられた関係者の内部告発により、死因が火災時のやけどではなく感染症であることが明らかになる決定的瞬間や、記者が諜報部から“家族もいるだろ、気をつけろ”と脅迫めいた言葉を投げかけられたことを告げる場面など、カメラはスリリングな場面を次々と捉えていく。

また公文書の偽造疑惑に対してまともに答えようとしない大臣に対し、懸命に食い下がる記者達の姿。そして映画の後半から登場するのが、新たに誕生した正義感あふれる保健省大臣。カメラは、事件に関わる政策を管轄する大臣として、腐敗の中枢でもある政府の中から事件に立ち向かう現職大臣にも密着していく。異なる立場から事件に関わる者たちの戦いの姿をつぶさに捉え、ドキュメンタリー映画としての想像をはるかに超える“深度”で事件に迫っていく本作の魅力が伝わる映像となっている。

本作で撮影も担当したアレクサンダー・ナナウ監督は、本作におけるほぼ全てのシーンの撮影を1人で行った。取材活動の妨害とも取れる言葉を投げかけられた記者とは違い、監督自身が身の危険を感じることはなかったものの、撮影中は自身も諜報機関により電話を盗聴されていたことを把握していたという。このため、本作製作中はフッテージ素材を厳重に管理しながらいくつもコピーをしたり、時には素材をルーマニア国外に運び出すなど、素材とプロジェクトを守る態勢で臨んでいたことを明かしている。

『コレクティブ 国家の嘘』は10月2日(土)よりシアター・イメージフォーラム、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。

《text:cinemacafe.net》

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