グラデーションで描かれる気持ちの変化…“リアルさ”に共感集まるエモーショナルラブストーリー「私が獣になった夜」

ABEMAのオリジナルドラマ「私が獣になった夜」のシリーズ3「私が獣になった夜~好きになっちゃいけない~」が配信されているが、引き続き攻めた内容が描かれる。

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「私が獣になった夜~好きになっちゃいけない~」(C)AbemaTV, Inc.
  • 「私が獣になった夜~好きになっちゃいけない~」(C)AbemaTV, Inc.
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  • 「私が獣になった夜~好きになっちゃいけない~」(C) Abema
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「女だって、本能のまま求めたい夜がある」。ABEMAのオリジナルドラマ「私が獣になった夜」のシリーズ3「私が獣になった夜~好きになっちゃいけない~」が配信されているが、引き続き攻めた内容が描かれる。

今作は、“好きになってはいけない”男性を相手に、複雑な女心が引き金となり思わず逸脱していく、その女性の変化感がつぶさにグラデーションで描かれるエモーショナルラブストーリー。実際の体験談から着想を得て作られているため、思わず共感してしまうリアルな世界観、空気感が、4部作のオムニバス形式で観られる。

シリーズの累計視聴数は2,000万回越え、「ABEMAプレミアム」作品内でもTOP10にランクインしているのを見ると、なるほど、女性たち自身この説明のつかない瞬間を客観的に見てみたい、覗いてみたいという願望は多くの人が持ち合わせていたようだ。

何より本作が女性視聴者に好意的に受け入れられているのは、あくまで女性も主体者として描かれ、女性自身がその時々で自分の本音や本能に素直になり、展開が進んでいくことにあるだろう。そしてそこには、“女性”を性的にのみ消費し所有物化しようとする男性がいないのは言うまでもないことだ。

第1話では、結婚して3年、すれ違いの夫婦生活でセックスレスの問題を抱える主人公が登場する。過去に好意を寄せられていたバイト先の後輩からの連絡を受け、気晴らしのつもりで再会するも「2番目でもいいから、俺のこと好きになってもらえませんか?」と迫られる。当時と変わらぬ2人の間のルールを繰り広げながらも、その中でたくましく大人になった後輩男性に心を揺さぶられ葛藤する。

主人公の心に隙間ができたのは、何より夫が忙しさにかまけて自分と向き合う時間を作ろうとしないこと。家庭内でどこか彼女の存在は透明人間のようだ。自分から「しようよ」と誘い、不妊治療についても切り出したのにまともに取り合ってもらえないとなれば、彼女の尊厳は大きく傷つけられたことだろう。

それに対し、後輩は自分が会いに行けば全力で喜んでくれ真っ直ぐに想いを伝えてくれる。どストレートに愛情表現をしてくれこちらの些細な変化にも気づいてくれるとなれば…特に元々知り合いの場合、心の壁が取り払われた後にしか、その先の関係はないと思うが、後輩男性が一生懸命目の前の主人公を元気づけようとする健気な姿には心動かされてしまうのもわからなくはない。
 
第2話でのバイト先の同僚同士という関係から本気の恋に飛躍していく展開もまたリアルだ。女性が抱える不安や心の引っ掛かりを同僚男性が一気に解きほぐし急接近する展開は胸キュン必至だろう。

全くタイプの違う男女が惹かれ合うのが第3話。ここで終始危険な香りの漂うアパートの隣人男性を演じた中尾暢樹さんの妖艶さには目を奪われた。田舎から上京した真面目で控えめでパッとしない生活を送る主人公と隣人男性が心を通わせていく。

いずれのエピソードもそうだが、本作は特に男性との出会いを通して異世界や様々な価値観に触れ、女性が他の誰でもない自分自身の凝り固まった先入観を脱ぎ捨てていく。タガが外れる瞬間はとても魅力的で美しいものだが、何も流されたり、なし崩し的にそうなるのではなく、女性自身が受け身ではなく、能動的に選び取った選択だからこそ頼もしいし見応えがあるのだ。きっと彼女らは、そうなったことを後悔したり、引きずったり誰かのせいにしたりはしないから。

SNSでも「コロナ禍で憂鬱な気持ちをこの刺激的なドラマで晴らそうw」「こりゃ心惑わされるわ」「現実にありそうな男女関係を描いとっておもろい」「リアルさ半端ないし面白いし胸キュンだしキャストもいい。どうすれば!!!」など共感を集めているのも頷ける。

第4話では、マリッジブルーの主人公が、かつて好きだった男性に惹かれてしまうという、これまたなんだかあり得そうな展開が繰り広げられるようで、主人公がどう自分の願望や欲望と向き合い昇華していくのか興味深い。

《佳香(かこ)》

テレビっ子兼業ライター・ドラマと映画が心の潤い 佳香(かこ)

出版社勤務を経て、パラレルキャリアでライターに。映画・ドラマを中心に様々な媒体でエンタメ関連のコラムを執筆中。俳優さんの魅力にフォーカスするアクター評が得意。ビジネス媒体やフェムテック関連媒体でのインタビュー&執筆実績もあり。

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