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【インタビュー】赤楚衛二&町田啓太、役を通しての変化と現在のキャリア「ひとつに決めなくてもいい」

赤楚衛二、町田啓太が丁寧に紡いだ『チェリまほ』役柄についてのエピソードや思いに加え、今の彼らのキャリアに対する向き合い方、それぞれが最近プライベートで楽しんだ作品まで、幅広く語ってもらった。

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町田啓太&赤楚衛二『チェリまほ THE MOVIE』/photo:You Ishii
町田啓太&赤楚衛二『チェリまほ THE MOVIE』/photo:You Ishii
  • 町田啓太&赤楚衛二『チェリまほ THE MOVIE』/photo:You Ishii
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  • 『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(C)豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会
  • 赤楚衛二『チェリまほ THE MOVIE』/photo:You Ishii
  • 『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』本ビジュアル(C)豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会
  • 『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』本ビジュアル(C)豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会
  • 町田啓太『チェリまほ THE MOVIE』/photo:You Ishii
  • 町田啓太『チェリまほ THE MOVIE』/photo:You Ishii

キャリアは「ひとつに決めなくてもいい」「マルチでいい」


――劇場版では、キャリアか、一緒に過ごすかという選択がふたりに降りかかります。30代前後では多くの人がキャリアについて、いろいろ選択の時期を迎えます。おふたりはキャリアについて今どのように考えますか?

赤楚:キャリアですか。僕は今ご縁で役者をやらせていただいていますが、別の道があったかもしれないな、とも思うんですよね。その場合、僕は人話すのが好きなので、営業をしてみたいです。ばりばり働いて、「仕事命」みたいな感じで。

――もう少し年を重ねたら、またちょっと考え方も変わってくるかもしれない、ということですよね。

赤楚:そうですね。すべてに余裕が生まれてくるのが、もう少し先だと思うんですよね。30代ぐらいになったら、そうなるんですかね…? 何となくですけど、きつい時期や苦しみを経験しなければ、その後の余裕はできてこないと思うんです。なので、若いうちは本当に仕事命でやって、あとあとプライベートを楽しめたらなと。…もし僕が違う人生を歩んでいたら、の話をしていますけど(笑)。

――赤楚さんと町田さんはあまり年齢差もありませんが、赤楚さんからご覧になって30代の町田さんは「余裕のある大人」と見える感じですか?

町田:待ってください! それ、「見えない」って言えないじゃないですか(笑)。

赤楚:はは! 見えます! 今回もいろいろ助けていただいていたりしていて。そうした振る舞いや生き方は、30代ぐらいから出てくるのかなって、思っているんです。ご本人は「変わらないよ」と言いつつも、ちゃんと人や物事、仕事にも向き合っている町田さんは、やっぱり大人に見えます。…とかは感じつつも、やっぱりおちゃめなところはあるので、そこら辺にちょっと安心感を覚えています(笑)。

――非常に実感のこもった素敵な回答でした。町田さんはキャリアということに関して、どう考えますか?

町田:キャリア形成は人それぞれですし、何より環境によるのかなと思います。独り身か、家族がいるかでもまた違うでしょうし。選択するときはあるんだろうな、とは思います。でも、今はなんかひとつに決めなくてもいいかな、マルチでいいかな、と思うんですよね。

赤楚:確かに!

町田:やりたかったら、よくばってもいいんじゃないかなと。手を付けてみてダメだったらダメでもいいと思うんですよ。もう少しポジティブに、身軽にやるっていうのがいいのかなと最近は思うようになってきました。

あとは、最終的には自分の心に従うしかない、というところです。結局はお芝居にしてもそうですし、あれこれ考えても結局は自分自身が、相手とどうアプローチをとるかや、どういう行動をとるかによって変わっていくと思うので。信頼していたり、自分の味方だと思う人に話してみるのもいいでしょうけどね。俯瞰してどう思うか意見を尋ねてみるとか。そうした中でいろいろな選択肢を自分の中で増やしていくのも大事なことなんだな、と思います。

おすすめのエンタメ作品は?


――いろいろなお話をありがとうございました。インタビューを掲載するシネマカフェはエンタメ・映画媒体なのですが、おふたりが最近観た中でよかった作品や、何度も観ているお気に入り作品などがあれば、ぜひ教えてください。

赤楚:はい! 僕は『ロッキー・ザ・ファイナル』なんですけど。

町田:言ってたねー!

赤楚:息子に対して説教するシーンを、たまに観返します。

――そこのシーンが観たくて、ということですよね?

赤楚:そうです。あと、試合のシーン。引退してしばらくたっているのに、息子や自分のために立ち上がろうとするロッキーを見て、「頑張れー!!」ってなるんです。そのロッキーの熱さに、先ほどの話じゃないですけど、僕は「やっぱり男は仕事だ!」みたいな気持ちになっちゃうんです。顔に似合わず僕も、変な謎の闘争心みたいなのが湧いてしまうんですよ…!

町田:そうかー! 僕もいっぱいあるんですけどね。今パッと出てきたのは『隔たる世界の2人』かな。ブラック・ライヴズ・マター(BLM)を基に作った短編で、去年アカデミー賞で短編実写映画賞も受賞しているんです。素晴らしく、ゾワゾワしました! 伝えたいことはわかるので作品化したことにすごく意味があるし、勇気があるなと思いますし、出ている俳優さんたちも本当に素晴らしくて…すごくリスペクトしました。そういう作品が僕は好きだな、と改めて思いました。

《text:赤山恭子/photo:You Ishii》

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