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ホラーファンでもダメージを喰らう衝撃…台湾発のホラー『哭悲/THE SADNESS』はなぜ恐ろしいのか

『哭悲/THE SADNESS』がなんと日本に上陸。配給会社さんの勇気があり過ぎる行動に敬意を表したい。そんな思いも込めて、今回はこの映画を紹介します。

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『哭悲/THE SADNESS』(C)2021 Machi Xcelsior Studios Ltd. All Rights Reserved.
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《text:人間食べ食べカエル》

今年はスプラッターが少ない! とお嘆きの皆さん、朗報です。海外予告編があまりに血みどろすぎて、多くの人に衝撃を与えたあの映画。そう、『哭悲/THE SADNESS』がなんと日本に上陸。しかも劇場公開が決まりました! 配給会社さんの勇気があり過ぎる行動に敬意を表したい。そんな思いも込めて、今回はこの映画を紹介します。

台湾で謎の感染症が広まった。「アルヴィン」と呼ばれる新種のウイルスによるものだが、症状は風邪とほぼ同じ。やがて人々の警戒心は解け、ウイルスが広まる以前の生活に戻り始めていた。そんな時に異変が起きた。突然、至る所で人が豹変し、あらゆる残虐行為を行い始めた。実はアルヴィンが突然変異し、脳に影響を及ぼし、人々を狂暴にしていたのだ! 人々がナメていたウイルスが牙を剥き、街は地獄絵図に。そんな中、離れ離れになってしまった一組の男女は、再び生きて出会うために決死の逃避行を繰り広げるが……。

予告の時点でグロ耐性のない人をノックアウトさせる凶悪ぶりを発揮していたため、かなり身構えて鑑賞に臨んだが、本編はそれどころではなかった。この手の作品は見慣れている方だが、それでもかなりダメージを喰らってしまった。

この映画、周知の事実だと思うが超グロい。本編の半分以上が白昼ということもあり、肉体が損壊する様を明るいところで全見せしてくれる。指がチョン切れる様、腕があらぬ方向に圧し折れる様、あらゆる見たくない描写が超丁寧に映し出される。更には街のあちらこちらに横たわる死体もしっかり映す。その半分くらいから臓物が飛び出ている。この時点で「おお……」と思う方も多いだろうが、このくらいならほかのスプラッターホラーでもよく見かけるし、慣れている人なら多分まだ耐えられるはず。しかしこれだけで終わらないのが『哭悲』の恐ろしいところだ。

あらすじでも書いた通り、本作で描かれるウイルスは人を狂暴化させるが、ゾンビにするわけではない。この映画で感染した人は、知性がしっかりと残ったうえで、残虐性がフルバーストする。これがどういうことを意味するのか――。つまり、ただ相手を殺すのではなく、凄惨な拷問等を行い、できるだけ苦しませてから殺すのだ。この設定が、本作を凄まじくキツイ映画にしている。

コンクリートの柱に有刺鉄線をグルグルに巻き付けて、感染者数名で一般人の四肢を掴み、体を持ち上げ、股間を有刺鉄線の柱に向けて猛ダッシュ! 無数の棘が反り立つ柱に股間が大激突!! と、こんな感じのおぞましい行為が全編にわたって繰り広げられる。そりゃある程度耐性があってもダメージ喰らいますよ。

また、フルバーストするのは残虐性だけでない。性欲も制御ができないようになる。これがまたキツい。下卑た笑顔で下劣な言葉を放ちながら性欲全開で追いかけてくる感染者の姿は正に悪夢。特に凶悪な、本作のラスボス的存在であるサラリーマンの感染者が披露するとある行為は、マジで目を疑った。いくら直接的に見せないとはいえ、あれを……あれを劇場で公開できるのか!?

本作は台湾映画だが、手掛けたのはカナダ人のロブ・ジャバズという男だ。彼はYouTubeでいくつか短編を公開しているが、長編はなんと本作が初! マジかよ。ちなみに短編もかなり良い。特にアニメの『Fiendish Funnies』がいろいろアウトな作品で必見だ。倫理をかなぐり捨てた鬼畜展開の引き出しが多いうえ、映像センスも抜群。これは恐るべき才能だ。今後、彼がどんな作品を手掛けるのか目が離せない。

それはそれとして、この映画には目を離したくなる瞬間が沢山あるので、鑑賞する際は覚悟してから臨むことをお勧めする。


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《text:人間食べ食べカエル》

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