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「silent」“佐倉想”役で大注目の目黒蓮 「舞いあがれ!」『月の満ち欠け』など話題作続々

切なくも温かいラブストーリーで話題を呼ぶ木曜劇場「silent」にて、手話を交えながら熱演を見せる「Snow Man」の目黒蓮は、この冬、役者として大きな飛躍を遂げそうだ

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木曜劇場「silent」ポスタービジュアル
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  • 木曜劇場「silent」ポスタービジュアル
  • 「silent」第4話(C)フジテレビ
  • 「silent」第4話(C)フジテレビ
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  • 連続テレビ小説「舞いあがれ!」
  • 佐藤正午「月の満ち欠け」(岩波書店刊)
  • 『月の満ち欠け』(C)2022「月の満ち欠け」製作委員会
  • 顎木あくみ「わたしの幸せな結婚」小説 既刊5巻(富士見L文庫/KADOKAWA)

3週連続で世界トレンド1位、2週連続で見逃し配信歴代最高記録を更新し、10月スタートのドラマの中でも話題を呼んでいる木曜劇場「silent」。川口春奈演じる主人公・青羽紬が、かつて本気で愛した高校時代の恋人・佐倉想が徐々に耳が聞こえなくなる病を患っていた現実に向き合い、音のない世界で“出会い直す”、切なくも温かいラブストーリーだ。

手話を交えながら聴力をほぼ失った想を熱演しているのが、「Snow Man」の目黒蓮。「Snow Man」といえば、アクロバットを取り入れたハイレベルなダンスパフォーマンスに定評のある個性豊かな9人組グループだが、その一角を担うメンバーにして、ファッション誌「FINEBOYS」のレギュラーモデルも務めている目黒さんは、この冬、役者としても大きな飛躍を遂げそうだ。今作「silent」以降も朝ドラに加え、キーパーソンを演じる映画、初の単独主演映画など話題作が相次いでいる。


人物描写やセリフが繊細で丁寧…「silent」での熱演


「silent」第4話(C)フジテレビ

高校時代はサッカー部のエース、音楽好きで、全校の前で作文を発表するほどの文才もあった想。部活を引退し、推薦で大学も決まり、告白し合った紬と順調に交際していたはずが、高校を卒業するころから難聴の症状が出始めて病が分かり、「好きな人がいる」と紬にメッセージだけを送り、彼女の前から姿を消してしまった。

紬の現在の恋人で想の親友・戸川湊斗(鈴鹿央士)をはじめ高校の仲間との縁も断ち切り、サッカーも諦め、現在は母・律子(篠原涼子)、妹・萌(桜田ひより)ら家族や、ろう者の桃野奈々(夏帆)といった限られた人間関係の中で過ごし、在宅で校閲の仕事をしている想。

1話冒頭、高校時代の雪が降る通学路で、「静かだね!」とはしゃぐ紬に「青羽の声、うるさい」と満面の笑みで返していた想が、終盤で紬と再会した際には、矢継ぎ早に話しかけてくる何も知らない紬に「お前うるさいんだよ…」と手話で伝え、1人で崩れ落ちながら泣いていた。その姿には想の8年間の苦悩、葛藤のすべてが集約され、紬と交わす何気ない言葉も、好きな音楽も、もう聴こえない…そんな想の心痛が、目黒さんの細かな表情の演技や手話からひしひしと伝わってきた。

2話では、手話を学び始めた紬が自身の8年分の思いを語る場面、3話では“主成分:優しさ”の湊斗が「親友だからこそ教えてほしかった」という思いや想の病を受けとめざるをえないことに感情を激発させる場面でも、それを耐えるように受けとめる佇まいが胸を打つ。

また、想の聴こえの違和感に母が気づいたときもとっさに隠そうとしたり、「(病気になって)ごめんね」と母に告げたりと、大切な人たちに迷惑や心配をかけたくない、つらい思いをさせたくない、と頑なに過ごしている想も“優しさ”でできているようだ。

1人1人の感情の揺れ動きの描写やセリフが丁寧で、手話という言語からもそれぞれの思いが溢れ出る本作。偶然の巡り合わせで8年ぶりに紬、そして湊斗とも再会したことで、想の閉じていた心はこれから開かれていくのか。妹・萌の前ではようやく発話する場面も見られたが、もう思いは届かない、届くはずがないという心の“遮断”を解き放つことはできるのか。

手話講師・春尾(風間俊介)に「ろう者の8割がろう者同士で結婚する。ろう者同士のほうが幸せってことなのか」と語らせた真意についても、これからさらに踏み込んで語られるはず。目黒さんの熱演に、引き続き注目だ。


第9話 あらすじ(12月8日放送)


久しぶりに実家に帰ってきた佐倉想(目黒蓮)は、空になったCDラックを見て、大学にサッカー推薦で入ったものの、耳が聞こえにくくなったことで部活を辞めてしまったことや、青羽紬(川口春奈)に別れを告げると決めた日、母・律子(篠原涼子)に友達には病気のことを隠してしてくれと伝えたこと、そして大好きな音楽から自分を遠ざけてきた過去を思い出す。

一方の紬は、東京の部屋でCDを整理しながら音楽への想いについて考えていた。ある用事のために実家へ戻っていた戸川湊斗(鈴鹿央士)は、偶然にも同じタイミングで想も実家に帰っていることを知り、会いにいくことにするのだが…。

木曜劇場「silent」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。


木村拓哉主演「教場II」や
道枝駿佑共演「消えた初恋」が話題に


「silent」での好演で俳優として熱い視線を注がれている目黒さんは、1997年2月16日生まれ、東京都出身。所属する「Snow Man」としては、2022年3月に公開された映画『おそ松さん』で映画初出演。観客動員数110万人、興行収入16億円を記録する大ヒットとなった同作では6つ子の1人、チョロ松役でコメディに挑戦した。「silent」の“妹”・桜田ひよりとも共演している。

個人としては、木村拓哉が冷徹な警察学校の“最恐”の教官・風間公親に扮したスペシャルドラマ「教場II」(2021年1月/フジテレビ系)で教え子の1人・杣 利希斗(そま・りきと)役に抜擢され、ドラマ初出演。厳格な警察一家に育ち冷静な観察眼を持つことから、風間教官に一目置かれていたが、あることから人生の選択を迫られる役どころを演じきった。直接共演したシーンはないが、「silent」紬役の川口さんも出演していた。

また、「消えた初恋」(2021年10月期/テレビ朝日系)では道枝駿佑(なにわ男子)とW主演。クラスメイトの橋下さん(福本莉子)に片想い中の高校生・青木(道枝さん)が、ひょんなことから井田(目黒さん)を好きになっていくという、善良で一生懸命な高校生たちの初恋を描いた青春ラブコメディだ。

硬派で生真面目、どこまでもピュアな井田は“人を好きになったことがない”男子高校生。青木の好意に真剣に向き合いながら「好き」って何だろうと思い悩む井田と、飾らない井田の優しさに惹かれていく青木の初恋は、「消えた初恋ロス」がSNSを席巻するほど熱狂的ファンを生むことに。劇中の文化祭では急きょ青木と井田が「シンデレラ」の舞台に立つことになり、目黒さん演じる井田の“リアル王子”ぶりも話題をさらった。


連続テレビ小説「舞いあがれ!」で朝ドラ初出演


1990年代から現在を舞台に、福原遥演じるヒロイン・岩倉舞が東大阪と長崎・五島列島で様々な人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマ。

空を飛ぶことを夢見て旅客飛行機のパイロットを志すようになる舞が、航空学校で出会う柏木弘明役を演じる。国際線のパイロットの父と、元CAの母をもつ航空一家で育ったエリート。完璧を目指す努力家でプライドが高く、弱みを見せないが、訓練を続ける中で次第に変化していく、という「教場II」の杣を彷彿とさせるような人物。「脚本をいただいてからの数か月は今までの僕とは違う見方で空を見上げることが増えました」と目黒さんは語っており、初の朝ドラ出演に期待がかかる。


『月の満ち欠け』2つの時代を演じ分け


12月2日(金)より全国公開される『月の満ち欠け』は、第157回直木賞受賞作家・佐藤正午による累計発行部数26万部超えのベストセラー小説を映画化。ソロでの映画出演は初めてとなる。

1人の女性・瑠璃(有村架純)を一途に愛する20歳の大学生と、家族を失った小山内(大泉洋)を訪ねる39歳の青年・三角を演じ分けており、改めてその演技力が話題を集めそうだ。


『わたしの幸せな結婚』名家の当主役がハマる


明治・大正期の雰囲気をまとった架空の時代というある意味、現実離れした世界を舞台に、運命の出会いを描く単独初主演映画『わたしの幸せな結婚』が2023年3月17日(金)より公開。共演に今田美桜を迎え、シリーズ累計発行部数500万部(2022年7月時点/コミック・電子書籍含む)を突破した、顎木あくみ原作による純愛ストーリーを実写映画化。

ドラマ「最愛」「MIU404」「アンナチュラル」を手掛けた塚原あゆ子監督が、『コーヒーが冷めないうちに』に続いてメガホンをとった映画作品2作目。心を閉ざした冷酷な名家の当主・久堂清霞の憂いのある佇まいや、美世だけに向けられる愛に満ちた眼差しなどは目黒さんにハマりそう。

出演本数はまだ多くはないものの、その都度、期待以上の演技を見せてくれる目黒さん。着実にステップアップしていく彼の今後が楽しみだ。


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《シネマカフェ編集部》

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