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ヴェネチアで銀獅子賞&新人監督賞2冠、衝撃の法廷劇『サントメール ある被告』公開へ

昨年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)と新人監督賞をW受賞、本年度アカデミー賞国際長編映画部門のフランス代表にも選出された『サントメール ある被告』(原題『Saint Omer』)が公開決定。

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生後15か月の幼い娘を殺害した罪に問われた、ある若い女性の裁判を描き、昨年のヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)と新人監督賞をW受賞、本年度アカデミー賞国際長編映画部門のフランス代表にも選出された『サントメール ある被告』(原題『Saint Omer』)が公開決定。7月14日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下(6月オープン)ほかにて順次公開されることになった。

フランス北部の町、サントメールで実際にあった裁判をベースにした物語。若き女性作家ラマは、ある裁判を傍聴する。被告は、生後15か月の幼い娘を海辺に置き去りにし殺害した罪に問われた若い女性ロランス。セネガルからフランスに留学し、完璧な美しいフランス語を話す彼女は、本当に我が子を殺したのか? 観客はラマの視点を通して、まるでその裁判に投げ込まれたかのようにスリルに満ちた時間を経験する。

被告本人の証言も娘の父親である男性の証言も、何が真実か分からない。弁護士、検事、裁判官……そして偶然ラマは被告の母親と知り合う。映画はサスペンスフルに展開し、ラストでは人間の根源的なテーマを浮かび上がらせる。

「2022年最高のフランス映画」との呼び声も高い本作の監督は、『私たち』(2021)で2021年ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門最優秀作品賞を受賞するなど、ドキュメンタリー作家として国際的に高い評価を受けてきたセネガル系フランス人女性監督アリス・ディオップ。本作が初めての長編劇映画ながら、卓越したドキュメンタリー的視点を交えて描く手法が絶賛され、いまや映画ファンが最も注目すべき監督の1人とされている。

撮影監督は『燃ゆる女の肖像』でセザール賞はじめ数々の撮影賞に輝いたクレア・マトン。脚本に、フェミナ賞とゴンクール賞を受賞している作家、マリー・ンディアイが参加している。

『サントメール ある被告』は7月14日(金)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開予定。

《シネマカフェ編集部》

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