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女性初のベルリン金熊賞受賞、ハンガリーの至宝が日本初公開「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」

ハンガリーが誇る映画監督の1人であり、女性として初めてベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたメーサーロシュ・マールタの特集上映が決定。キービジュアルおよび予告編が解禁

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「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」 © National Film Institute Hungary - Film Archive
「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」 © National Film Institute Hungary - Film Archive
  • 「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」 © National Film Institute Hungary - Film Archive

ハンガリーが誇る映画監督の1人であり、女性として初めてベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたメーサーロシュ・マールタ。その後も、カンヌ国際映画祭での受賞歴をはじめ国際的な評価を得ながらも、いずれも日本では劇場未公開だった彼女の特集上映が決定。キービジュアルおよび予告編が解禁となった。

本上映は、国際的な評価を得ながらも日本では上映の機会に恵まれなかったハンガリーの映画監督メーサーロシュ・マールタ(1931年9月19日~)の特集上映。

イザベル・ユペール、アンナ・カリーナ、デルフィーヌ・セイリグ…名だたる俳優を魅了し、アニエス・ヴァルダがオールタイム・ベストの1つとしてその作品を挙げた、ハンガリーの映画監督メーサーロシュ・マールタ。

ハンガリーの首都ブダペシュトに生まれた彼女は第二次世界大戦中、スターリンの粛清が吹き荒れるなか両親を亡くした。孤児となった彼女は、ソヴィエトとハンガリーを行き来する人生を送る。彼女の作品にハンガリー事件(1956年)やファシズムの記憶が度々刻まれていくのも必然となった。そしてそれは、ロシアによるウクライナへの侵攻で世界が揺れる、いまこそ再考すべき歴史であるともいえる。

今回は珠玉の作品群の中から、1975年ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いた『アダプション/ある母と娘の記録』をはじめ、青春音楽映画の決定版『ドント・クライ プリティ・ガールズ!』、ドキュメンタリー作家としてキャリアをスタートさせたメーサーロシュ が、作為性や修飾を極限にまで削ぎ落した「真実」の記録『ナイン・マンス』、結婚生活に絡めとられる2人の女性の連帯を、厳しくも誠実なまなざしで捉えた精緻な秀作『マリとユリ』、イザベル・ユペール最初期の重要な出演作であり、見落とすことが できない意欲作『ふたりの女、ひとつの宿命』の5本を日本初公開。

今回公開された予告編では、「知りたいんです、この年で子どもが産めるかどうか」という印象的な台詞から始まり、5作品それぞれの象徴的な場面が描かれていく。一貫して選択する女性の姿を描き続け、ハンガリー映画の一翼を担ってきたメーサーロシュの片鱗が見える映像となっている。

また、クリエイター支援に強みを持つ「MOTION GALLERY」でのクラウドファンディングを2月15日(水)まで実施中。リターンとしてオリジナルポストカードや劇場鑑賞券、パンフレットなどが用意されている。

「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」は5月26日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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