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家族との確執から1人の女性との出逢いまで『私、オルガ・ヘプナロヴァー』予告編

チェコスロバキア最後の女性死刑囚として、1975年3月12日に刑が執行された実在の人物を描いた映画『私、オルガ・ヘプナロヴァー』が、事件から50年を経て日本公開。この度、日本版フライヤーならびにポスタービジュアル、日本版予告映像、場面写真一式が解禁となった。

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チェコスロバキア最後の女性死刑囚として、1975年3月12日に刑が執行された実在の人物を描いた映画『私、オルガ・ヘプナロヴァー』が、事件から50年を経て日本公開。この度、日本版フライヤーならびにポスタービジュアル、日本版予告映像、場面写真一式が解禁となった。


>>『私、オルガ・ヘプナロヴァー』あらすじ&キャストはこちらから


1973年7月10日、チェコの首都であるプラハの中心地で、路面電車を待つ群衆の間へトラックで突っ込んだオルガ。この事故で8人が死亡、12人が負傷した。

日本版ビジュアルでは、煙草を片手にトラックを運転するオルガのスチール写真に、「彼女の唯一の逃げ道は、自殺か復讐かーー」という強烈なコピーの入ったチラシが初お目見えとなる。日本版予告映像では家族との確執、いじめ、自殺未遂、そして1人の女性との出逢いなど彼女の人生の一部が映し出される。

なにが彼女を凶行に駆り立てたのか。彼女自身の心情とシンクロするように、一切の同情を拒絶した本作は2010年に刊行された原作「Já, Olga Hepnarová」を元に、チェコ映画界の新鋭トマーシュ・ヴァインレプとペトル・カズダ両監督が映画化。

「いつか嘲笑と私の涙を償わせる」との言葉の通り犯行に及んでしまった彼女。7年もの歳月をかけて映像化された本作は、権威ある世界三大映画祭のスタートを切る作品として上映されるや、高い評価とともにその悲劇的な物語に会場を静寂が支配したという。2017年にはカルト映画のレジェントであるジョン・ウォーターズ監督が年間ベスト映画の一作品として本作をピックアップし、世界的な注目を浴びた。

大量殺人犯オルガという、社会から孤立する少女から大人への変貌を体当たりで演じ切ったのは『ゆれる人魚』『マチルダ 禁断の恋』で注目されるポーランドの若手実力派女優ミハリナ・オルシャニスカ。人種や性別、性的指向を理由にした「居場所のなさ」「人と違うこと」「いじめ」といった現在も変わらぬ問題の絶望に直面し、その内面性と身体性を生かした演技が高く評価され、本作ではチェコ・アカデミー賞主演女優賞をはじめ多くの賞に輝いた。

端正な容姿でオルガを一瞬で虜にするイトカ役には、チェコのマリカ・ソポスカー。女友達のアレナ役には、『ゆれる人魚』でミハリナと姉妹役で共演したポーランドのマルタ・マズレク。ほかにも、我が子に嫌気が差している母親役にチェコの名優クララ・メリスコバ。そしてオルガの事件前に一緒に過ごすことになる、おしゃべりで酒好きな中年男ミラ役にはチェコ映画界の重鎮マルティン・ペシュラットが扮している。

『私、オルガ・ヘプナロヴァー』は4月29日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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