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男性同性愛を禁ずる「刑法175条」で収監された男の静かなる闘い『大いなる自由』予告編

Bunkamura初配給作品となる『大いなる自由』から作品の世界観を感じさせるコンセプチュアルなティザービジュアルと、予告編が解禁された。

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2021年カンヌある視点部門審査員賞受賞、Bunkamura初配給作品となる『大いなる自由』から作品の世界観を感じさせるコンセプチュアルなティザービジュアルと、予告編が解禁された。


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戦後ドイツで男性同性愛を禁ずる「刑法175条」のもと、愛する自由を求め続けた男の20余年にもわたる闘いを描いた本作。本日3月10日(金)は、ドイツ連邦議会が1994年にこの刑法175条の削除を決定した日でもある。

解禁となった予告編は、主人公ハンスと、かつての恋人オスカーの幸せそうな8mmフィルムの映像から幕を開け、公衆トイレで175条違反者摘発のために隠し撮られた監視カメラ映像の対比でスタート。

執行猶予なしの24か月の実刑を受けたハンスは、長期刑受刑者のヴィクトールと「まだここに?」と会話を交わし合うことから、初めての投獄ではないことが分かる。

ナチスの強制収容所から刑務所に送られた1945年、恋人オスカーと共に投獄された1957年、そして刑法改正が報じられた1968年。3つの時代を描く物語を経てハンスは何を求めるのか――?

本作の見どころの1つである、少ない言葉と雄弁な身体で表現するフランツ・ロゴフスキ演じるハンスとゲオルク・フリードリヒが演じるヴィクトールとの絶妙な距離感や、強制収容所で腕に彫られた番号を新たな刺青で上書きする印象的なシーンなど、海外メディアで「言葉はいらない。この二人がいればいい」と称賛された、名付けようのない唯一無二の関係性も垣間見える。

また、第34回ヨーロッパ映画賞で撮影賞&作曲賞受賞をダブル受賞した本作『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督が初期代表作でタッグを組んだ撮影監督クリステル・フルニエによる「レンブラントの絵画のよう」と評された美しい陰影や、北欧のフューチャー・ジャズを牽引するトランペッター、ニルス・ペッター・モルヴェルによる、予告冒頭に流れるトランペットの音色にも注目だ。

また、解禁となったビジュアルでは、自身の性的指向により何度も投獄された主人公ハンスが、独房の小窓から手を伸ばすシーンを配置。チラシの裏面にはその対ともいえるシーンが配され、2つのシーンとチラシの表裏の関係が、刑務所の通路と扉そのものを思わせるデザインに。

このデザインを担当したのは、ゲルハルト・リヒターやマーク・マンダース、川内倫子、牛腸茂雄など錚々たるアーティストの展覧会や作品集に関わってきたデザイナー、須山悠里氏。洋画のデザインを手掛けるのは今回が初となる。

実物のポスター/チラシには直径2mmの小さな穴が開いている仕様(穴の位置は、ハンスが伸ばした手の指の下あたり)。「劇中で印象的な“部屋の小さな窓” “本に穿った穴” “ミシンの針”に象徴される、微かに、あるのかどうかも分からないような自由へのアナロジーとして穴を開けたかった」と、このアイディアを発案した須山氏が明かしている。

『大いなる自由』は7月7日(金)よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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