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赤楚衛二&波瑠らキャストが好演「こっち向いてよ向井くん」十人十色の恋愛観・結婚観

水曜ドラマ「こっち向いてよ向井くん」最終回を前に、赤楚衛二や波瑠をはじめ俳優陣たちに注目しながら、向井くんの恋愛観・結婚観の変化を追った

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「こっち向いてよ向井くん」ポスター
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雰囲気も性格もよく、仕事もできて先輩にも後輩にも好かれているのに、気づけば10年も恋をしていない主人公・向井くんとして、赤楚衛二が毎週好演を見せてきた水曜ドラマ「こっち向いてよ向井くん」。

久しぶりの恋にチャレンジするも、なぜか恋がまったく始まらない向井くんだったが、最終回を前に、もしかしたら“もう始まっているのかもしれない”(!?)状況となっている。そこで、赤楚さんや波瑠をはじめ俳優陣たちに注目しながら、向井くんの恋愛観・結婚観の変化を追った。

本作の原作は、2022年の「第13回ananマンガ大賞 準大賞」受賞、「FEEL YOUNG」にて連載中のねむようこによる同名漫画。原作部分はほぼ終わり、終盤ではドラマオリジナルストーリーが描かれていく。

高校を卒業したら大学に行き、大学を卒業したら就職する、そんなふうに恋愛においても進むべきが決まっていて、その延長上に結婚とか家庭がある、と考えていた向井くん。10年振りの恋をしようと意気込むが、盛大に勘違いしてみたり、無理をしすぎてみたり…。家父長制の価値観にちょっと縛られすぎているところもある。


「守るって、何?」って何?と混乱する向井くん

10年前、大学時代から交際していた美和子(生田絵梨花)に「守るって…何?」と言われて別れ、それを「いまのあなたに私が守れるの?」という意味だとずっと勘違いしていた向井くん。

そんな向井くんが10年ぶりに恋をしそうになったのが、「ティーキット」にやってきた派遣社員・中谷さん(田辺桃子)だ。でも、何かと世話を焼き、いい雰囲気になったと見た向井くんが「つき合いますか」と言った途端、「は?そういうのじゃないです」ときっぱり否定されてしまう。実は中谷さんは、「タイプです」とストレートに告白した河西(内藤秀一郎)がずっと気になっており、やがて2人が交際を始めるというオチに。

これ以降、スパイス&バー「パイレオ」の常連・坂井戸洸稀(波瑠)や義弟の元気(岡山天音)を交えて、相手の気持ちを考えずイメージや一般論に振り回され、自分本位の勘違いや妄想をしている向井くんの“答え合わせ”が毎回、見どころとなっていく。

向井くんを演じる赤楚さんは、一見雰囲気よさそうなのに情けなさや頑固さ、思慮浅さをほどよく醸し出し、モノローグによるセルフツッコミも完璧。まさに「切実なのに笑えちゃう、不器用だから胸をうつ」というドラマのコピーそのままの向井くんを体現している。

朝ドラ「舞いあがれ!」、「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」「風間公親-教場0-」に続いての連ドラ出演で、しかもGP帯連続ドラマ初主演。Netflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』でも見せるようにコミカルな演技は格別巧い。

また、「リコカツ」「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」「夕暮れに、手をつなぐ」などで注目された中谷さん役田辺桃子は、金曜ドラマDEEP「癒やしのお隣さんには秘密がある」に主演中。さらに主演映画『愚鈍の微笑み』(トリプル主演)も控えている。

向井くんとは対照的な、スマートでストレートな後輩・河西を演じるのは、2020年に「仮面ライダーセイバー」主演で脚光を浴び、ドラマ化・映画化される「マイホームヒーロー」にも出演が決まっている内藤秀一郎

誠実さを問われる向井くん

10年恋愛をしていない、キスもしてないと知ると、「パイレオ」のアルバイト店員・アンちゃんから積極的に押されるようになった向井くん。「さすがにこれは勘違いじゃないよな」と得意満面だが、結局振られることに。向井くんは10歳下の彼女のテンポについていくのがやっと。「2分間だけギュッとして」と言われて、腕時計を見つめながら抱きしめているなんて…確かに不誠実かも!? 坂井戸さんからも「相手が投げてきたボールをただ受けとめてるだけ」と指摘されてしまう。

アンちゃんを演じたのは、「non-no」専属モデルを務め、同性から圧倒的な支持を集める久間田琳加。白岩瑠姫(JO1)とのW主演映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』が現在公開中のほか、井上瑞稀や萩原利久共演の『おとななじみ』など、今年活躍を見せている。

結婚を前提とした交際を始める向井くん

3年前に食事会の流れで一夜だけ共にしたチカ(藤間爽子)から、「不快じゃなかったから」という理由で結婚を見据えた交際相手に選ばれた向井くん。「向井さんは優しいし、安心できるから結婚に向いてそう」と、いつか中谷さんに言われた言葉が脳裏にあったのかも。一時は浮かれたものの、「向井さんとは年相応な大人のお付き合いができそうですね」と言われ、大人のお付き合いって何? と困惑。実はお互いの価値観があまりに違いすぎ、2人は別れることに。

チカを演じた藤間爽子といえば、日本舞踊家であり、俳優として「ちむどんどん」や「silent」などに出演、10月2日スタートの連続テレビ小説「ブギウギ」でヒロインの親友・タイ子を演じる。

10年ぶりに再会した元カノと決別する向井くん

そして10年ぶりに、元カノ・美和子と再会した向井くん。学生時代とは違う、30代になった大人の向井くんが顔を出し、甘くキスを交わすシーンにドキドキした方も多いのでは? でも、向井くんがずっと引きずっていた美和子こそ、結婚願望は端からなく、自分の人生を自分でしっかりと考える女性だった。「俺って美和子の何?」と投げかけた問いの答えが、「元カレ」でしかなかった向井くん。10年を経てようやく気づいた向井くんは、自らその恋に別れを告げる。

そういえば坂井戸さんと初めて会話をしたときにも「男の人はそういうこと言う人多いですよね」と話題に上った、“守る”ということ。坂井戸さんも「守りたい」なんて言われたら見下されてる、と思ってしまうと答えていたが…。

ドラマ「オールドルーキー」や「PICU 小児集中治療室」、ブロードウェイミュージカル「MEAN GIRLS」など幅広く活躍する生田絵梨花は、今作が初めてのラブストーリー&ヒロイン挑戦。番組スチールで赤楚さん演じる向井くんの頬をツンとしている指は生田さんのもの。

妹・麻美と元気の背中を押す向井くん

結婚といえば、向井くんの妹・麻美(藤原さくら)と元気の夫婦は、また新しい価値観を示してくれた。婚姻届という紙切れ1枚だけで、急に「一家の大黒柱として」と言い出した元気は、麻美を“守る”つもりでいたのかも。そういった「ノイズが混ざってるのが嫌」だった麻美。

「結婚とか制度とかどうでもよくて、2人だけで良かったんだよ」と、妹の背中を押す姿に成長を感じずにはいられなかった向井くん。これからは麻美と元気らしい、2人だけの関係を新しくつくっていくのだ。

シンガーソングライターとして知られる藤原さくらは「ファイトソング」などに続いて存在感が光り、話題作に引っ張りだこの岡山天音も「日曜の夜ぐらいは...」や「大奥」とは違う新しい魅力を発揮した。

そんな“夫婦”をさりげない優しさと愛情で見守る母親・公子(財前直見)。演じる財前さんは田舎暮らしをしていることでも知られ、自分の生き方を選択して貫いている女性だ。そんな公子がピリピリ、麻美がツンケンしてしまうのが、単身赴任中の父・隆(光石研)。向井くんの以前の恋愛観、結婚観にはセクハラ寸前、旧来的な価値観を持つ隆が少なからず影響を与えていたのかも。

環田先輩から牽制される向井くん

坂井戸さんが大人の恋愛として楽しんでいるお相手が、憧れの環田先輩(市原隼人)だと知り、軽くショックを受ける向井くん。さらに坂井戸さんと飲み友達であることが分かると、先輩から「あの子にちょっかい出すの、やめてくれないかな」と牽制されてしまう。

やがて離婚歴のある環田先輩が、“俺が守ってあげたくて”という男性だったことが判明。大人の余裕を感じさせる色気で注目を集めていた市原隼人扮する環田先輩だが、坂井戸さんのように「あれ、何か違う…」と思い始めた人もいるかもしれない。

飲み友達から変わるのか、変わらないのか向井くん!

向井くんの存在に刺激を受けたらしく、「結婚を視野に入れてお付き合いしませんか」と急に切り出した環田に、別れを告げた坂井戸さん。あれほど頑なに環田と朝食を一緒に食べることを拒んでいたのに、向井くんとは寝顔を見られたり、あくびを移されたりしながらファミレスで朝食を食べ、目玉焼きには塩こしょうをかけている。

これまで理論武装でバキバキに詰めてくる坂井戸さんに、その都度グサグサと痛いところを突かれてきた向井くんだが、「素の坂井戸さん、結構面白いと思うよ」「最初キツかったけど、面白い。クセになる面白さだね」と打ち明ける。

そして、どんどん素顔を見せていく坂井戸さんを、可愛く思えてきた向井くん。いつの間にか恋愛についてだけでなく、1人の人間として深い話をするようになっている。1話で話が出たように、もしも目の前に超きれいな虹がかかっていたら、例えば麻美なら「別に気象情報求めてないんだけど」で一蹴し、そんな麻美のことをよく分かっている元気はそもそも虹の写真など送らない。坂井戸さんは虹の写真を送ったら喜ぶ人なのか? 向井くんが迷っているうちに、坂井戸さんのほうからきれいな虹の写真が届いた。

そんな坂井戸さんとのあいまいな関係が気になる向井くんだが、赤楚さん同様、「魔法のリノベ」「わたしのお嫁くん」など出演作が続く波瑠さん曰く「洸稀も一生懸命自分の人生を歩いている途中」なのだ。最終回では、この2人にどんな結末が待ち受けるのか、見逃せない。

【第10話あらすじ】
10年ぶりに恋をしようと頑張ってきた向井くん(赤楚衛二)は、いつも一番近くにいてくれた洸稀(波瑠)の存在が、いつの間にか自分の中で大きくなっていることに気がつく。しかしいまの楽しい関係が壊れるぐらいなら、気持ちは伝えたくないと悩んでいた。

一方、前向きに離婚した麻美(藤原さくら)と元気(岡山天音)は、自分たちらしい幸せな暮らしを模索中。また、美和子(生田絵梨花)もある決断をしていて――。

「こっち向いてよ向井くん」は毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送中。

Huluオリジナルストーリー「向井をフッた女たち」は地上波第9話放送終了後よりHuluにて全話独占配信(全3話)。
Huluオリジナルストーリー「こっち向いてよ美和子さん」は9月13日(水)地上波第10話放送終了後よりHuluにて独占配信(全1話)。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《シネマカフェ編集部》

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