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小芝風花&前田公輝&萩原利久ほか…2023年を盛り上げた新進&気鋭俳優たち

2023年、夢中になって観た心に残るドラマに出演していた小芝風花、生見愛瑠、前田公輝、萩原利久、當真あみ、水上恒司をピックアップ

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小芝風花/前田公輝/萩原利久©寺中一桂
小芝風花/前田公輝/萩原利久©寺中一桂
  • 小芝風花/前田公輝/萩原利久©寺中一桂
  • 小芝風花
  • 前田公輝
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  • 生見愛瑠
  • 當真あみ
  • 水上恒司
  • 木曜劇場「大奥」(C) フジテレビ

視聴率や見逃し配信再生数の数字には表れてこなくても、2023年、夢中になって観た心に残るドラマに出演していた“あの俳優”たち。クール連続で出演する俳優も少なくない中、特に印象的な活躍で話題を呼んだ小芝風花、生見愛瑠、前田公輝、萩原利久、當真あみ、水上恒司をピックアップした。


小芝風花 連ドラ出演は「大奥」で5作連続


2024年1月よりフジテレビ新木曜劇場「大奥」に主演する小芝風花の、2023年の活躍ぶりは目を見張るものがあった。

4月期は金曜ナイトドラマ「波よ聞いてくれ」(テレビ朝日系)で主演、原作漫画に合わせて金髪に変身し、がなり声のマシンガントークが持ち味のラジオパーソナリティ・鼓田ミナレを快演。

毎回あり得ない事件に巻き込まれるミナレの豪快でテンポのよいしゃべり、原菜乃華との名コンビぶりや平野綾とのセリフ合戦なども相まって深夜ドラマで異彩を放った。

続いて、「転職の魔王様」(カンテレ・フジテレビ系)では“転職の魔王様”の異名を持つ敏腕キャリアアドバイザー・来栖嵐(成田凌)の相棒となる、大手広告代理店をパワハラで退職した未谷千晴役に。前作の“フリーダム”なキャラクターとは180度転換。来栖が求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣に一刀両断しながら働く自信と希望を取り戻させる様に、千晴自身も救われていった。

10月期の「フェルマーの料理」(TBS系)には、レストラン「K」に縁を持つ唯一の女性シェフ・赤松蘭菜として出演し、包丁さばきも練習して料理に挑戦。「みをつくし料理帖」「銀二貫」高田郁の原作をドラマ化した「あきない世傳 金と銀」(NHK BS・NHK BSプレミアム4K)では時代劇初主演。“商いの戦国時代”を生き抜く呉服屋で働く女性を演じている。

来たる木曜劇場「大奥」を含めると、連続ドラマ出演は5作連続。今度は、江戸中期を舞台に第10代将軍・徳川家治(亀梨和也)との政略結婚を強いられる公家の五十宮倫子役に扮する。「どんな環境に置かれても、何度打ちのめされようと変わらない根のまっすぐさは、家治にとって希望になるのでは」と自ら語るように、小芝さん演じる倫子の素直さ、芯の強さがカギとなりそうだ。

木曜劇場「大奥」(C) フジテレビ

さらに、石川・加賀温泉のピンチを“和風タップダンス”で乗り越えようとする女将を演じる映画『レディ加賀』が2024年2月2日(金)より石川県先行公開、2月9日(金)より全国公開され、また新たな姿を見せてくれるだろう。

木曜劇場「大奥」は2024年1月18日より毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送(※初回75分スペシャル)。

小芝風花
2011年に「ガールズオーディション2011」でグランプリを獲得し、翌年俳優デビュー。初主演映画『魔女の宅急便』(14)で第57回ブルーリボン賞・新人賞、第24回日本映画批評家大賞・新人女優賞を受賞。NHK連続テレビ小説「あさが来た」にヒロインの娘役で出演、「トクサツガガガ」や「妖怪シェアハウス」シリーズのコメディ演技で魅力を振りまき、韓ドラのリメイク「彼女はキレイだった」にも出演した。


生見愛瑠 自然体の演技に絶賛続出


これまで、ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(21)のハチ子役や、『モエカレはオレンジ色』(22)のヒロインとして映画初出演を果たすなど演技経験はあったものの、今年相次ぐドラマ出演で熟練者たちに囲まれ、その才能を開花させて注目を集めているのが、“めるる”こと生見愛瑠

『湯道』では小日向文世と親子役

2023年4月期の月9ドラマ「風間公親 ‐教場0‐」(フジテレビ系)第4話に大学生の妊婦役でゲスト出演し、モデル活動やバラエティでは見せることのないシリアスな演技を披露、「引き込まれた」という声が続出した。

4月期「日曜の夜ぐらいは…」(ABCテレビ・テレビ朝日系)ではちくわぶ工場で働きながら陰湿ないじめを受け、その外見や母親の奔放さに苦悩や葛藤を抱えてきた“わぶちゃん”こと樋口若葉役を演じた。歯に衣着せぬ若葉のセリフにはスカッとした方も多いはず。共演には清野菜名、岸井ゆきの、祖母役で宮本信子、さらには岡山天音、和久井映見ら錚々たる顔ぶれの中でもブレない存在感を発揮した。

そして、10月期は「セクシー田中さん」(日本テレビ系)だ。木南晴夏扮する田中さんの熱烈なファンとなり、友情を深めてベリーダンスを始めたり、新しい自分の可能性を見出したりと成長を続ける倉橋朱里を好演。

特に朱里が田中さんにかけた「1つひとつは些細なことでも、集めれば生きる理由になる」という言葉には多くの共感が寄せられ、今年最高のエンパワーメント・ドラマの根幹を担っていた。また、川村壱馬演じる進吾、前田公輝演じる小西との恋の行方にも注目が集まった。

「日経トレンディ」が選ぶ“2023年の今年の顔”にも選ばれた生見さん。今後の俳優活動も見逃せない。

生見愛瑠
2012年にモデルデビュー。「ニコ☆プチ」「Popteen」を経て現在は「CanCam」(小学館)の専属モデルを務める。バラエティ番組にもレギュラー出演しながら、俳優として映画『モエカレはオレンジ色』で第46回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。生田斗真主演映画『湯道』も2023年2月に公開された。


前田公輝 「セクシー田中さん」小西が
“人生キャラクター”に


「セクシー田中さん」で、俳優人生の代表作となるような“人生キャラクター”に巡り合ったのが前田公輝だ。芸歴26年に及ぶ彼は、「HiGH&LOW」シリーズの轟洋介役やNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の砂川智役などで広く注目を集めると今年、大躍進。

「セクシー田中さん」では生見さん演じる朱里を本気で好きになり、真っ直ぐな思いを預けつつ、川村壱馬演じる進吾には“スペックだけでモテてきた”苦悩を打ち明けて意気投合。その感情の揺らぎを繊細に演じた。川村さんとは『HiGH&LOW THE WORST』シリーズでも共演しており、また、友人役で同シリーズの“盟友”小田島役の塩野瑛久がゲスト出演したことでもファンは歓喜。

さらに、山田裕貴主演ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(4月期/TBS系)で演じたのは、正義感に溢れた消防士・白浜優斗(赤楚衛二)が慕う職場の先輩・高倉康太。優斗の必死さの原動力となった人物だった。

7月期には2本のドラマに出演。「癒やしのお隣さんには秘密がある」(日本テレビ系)では主人公・蓬田藤子(田辺桃子)と同じ部署の皮肉屋な先輩、柏木隆役に。スピンオフとなる配信オリジナルのエピソード「ふたりの御曹司」では、同じ「天才てれびくん」出身者である小関裕太と2ショット共演した。

また、小芝さんが出演していた「転職の魔王様」(カンテレ・フジテレビ系)では来栖(成田凌)を一方的にライバル視する転職エージェント会社「シェパードキャリア」の営業エース・横山潤也役を演じた。

AmazonOriginal映画『ナックルガール』

シャープな眼鏡やスーツ姿もハマる一方、AmazonOriginalによる日韓合作・本格アクション映画『ナックルガール』では、主人公・蘭(三吉彩花)の元恋人で、向こう見ずな彼女を心配しながらも盾となって協力するケンカに強い神谷役で存在感を見せた。

加えてNHKドラマ10「大奥」Season2医療編】や、ミュージカル「スリル・ミー」と幅広い活躍ぶりだった前田さん。次回作となる福士蒼汰主演×遊川和彦脚本「アイのない恋人たち」(ABCテレビ・テレビ朝日系)では、“見る目(eye)のない男”郷雄馬役を演じるというから楽しみだ。

「アイのない恋人たち」は2024年1月21日より毎週日曜22時~ABCテレビ・テレビ朝日系にて放送。

前田公輝
6歳のとき、ホリプロ・インブルーブメント・アカデミーに1期生として入所し芸能界入り。「天才てれびくんMAX」のてれび戦士を2003年から06年まで務め、以降、ドラマ「ごくせん」や「アルジャーノンに花束を」など多数のドラマ・映画に出演。1月には自身初となる単独ライブ「前田公輝×桑山哲也 the Band スペシャルLive『DÉFI』」も決定している。


當真あみ 次世代ブレイク俳優の存在感


2022年の「妻、小学生になる。」(TBS系)がドラマデビューながら、“新人らしからぬ”存在感で一目置かれているのが當真あみだろう

今年は1月期の日曜劇場「Get Ready!」(TBS系)に続いて、ZIP!朝ドラマ「パパとなっちゃんのお弁当」(日本テレビ系)でヒロインを務め、ドラマファンを唸らせたNHKドラマ10「大奥」【8代・徳川吉宗編】では後の老中・田沼意次(松下奈緒)の若き日である徳川家重の小姓・龍を演じ、登場シーンはそれほど多くないながらも印象を残した。

さらに「どうする家康」(NHK)にて徳川家康(松本潤)と瀬名(有村架純)の長女・亀姫役にも抜擢され、大河ドラマ初出演。また、7月期「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)では鵜久森さん(芦田愛菜)に思いを寄せる東風谷葵役でも、落ち着いた演技を見せた。

「カルピスウォーター」の14代目テレビCMキャラクターにして、過去に戸田恵梨香や小松菜奈、浜辺美波、八木莉可子などが務めてきた「京都きもの友禅」のイメージモデルも務め、まさに次世代俳優の代表格。

また、田島列島原作の映画『水は海に向かって流れる』では第78回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞にノミネート。FOD× Prime Video「僕の手を売ります」ではオダギリジョーと尾野真千子演じる夫婦の娘・大桑丸子役で、新境地ともいえる“陽”の雰囲気を纏った高校生を演じた。

『水は海に向かって流れる』

2024年1月からは日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBS系)にて芦田さんと再共演、“晴見フィル”に入ることになる、クラシックにハマっていく谷崎天音役でどんな姿を見せてくれるのか期待が高まる。

「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」は2024年1月14日より毎週日曜日21時~TBSにて放送(※初回25分拡大)。

當真あみ
地元・沖縄でスカウトされ、リクルートのCMに抜擢。金曜ドラマ「妻、小学生になる。」(22)でドラマ初出演にして中学生の天才小説家・出雲役を演じる。「オールドルーキー」「霊媒探偵・城塚翡翠」、アニメ映画『かがみの孤城』(主演声優)と相次いで出演。映画『忌怪島/きかいじま』でも謎めいた少女を演じた。


萩原利久 世間に“見つかった”躍進の年


©寺中一桂

子役から活躍してきた萩原利久は、2021年に放送された「美しい彼」(毎日放送)が大きな転機となった。同作で吃音症の孤独な高校生・平良一成役を演じた萩原さんが「WEIBO Account Festival 2022」優秀躍進俳優賞を、圧倒的カリスマ・清居奏を演じた八木勇征が同・優秀新人俳優賞、2人で話題俳優ペア賞を受賞するなど、日本のみならず海外にもファンが拡大。

今年は、2人の愛の続きを描いたドラマシーズン2が放送、劇場版『美しい彼~eternal~』も公開されて話題を呼んだ。

『劇場版 美しい彼~eternal~』

4月期のドラマでは、新感覚の禁断グルメラブストーリー「月読くんの禁断お夜食」(テレビ朝日系)に月読悠河役で主演。トリンドル玲奈演じるカリスマ・パーソナルトレーナーに振る舞う“禁断の夜食”やキッチンに立つ姿が週末の深夜を賑わせた。

かと思えば、7月期には月9ドラマ「真夏のシンデレラ」(フジテレビ系)で、口下手でときに辛辣すぎるが恋愛を通して少しずつ変わっていく臨床研修医・佐々木修を好演。その不器用さや素直さを“応援したくなる”人が続出した。

そして、10月期には恋愛ドラマの名手・浅野妙子が書き下ろす純愛物語「たとえあなたを忘れても」(ABCテレビ・テレビ朝日系)にて、同じく2023年「大奥」や「風間公親 ‐教場0‐」などで注目を集めた堀田真由と4度目の共演で恋人同士に。過去の経験から記憶障がいをもつ、キッチンカーを営む青年・青木空役で胸に迫る切ない演技を見せた。「今までトップクラスに難しかった」とふり返る役柄も、これからの大きな糧となったはず。

また、菅田将暉主演の映画『ミステリと言う勿れ』に、広島・狩集家の遺産相続者のひとり、波々壁新音(ははかべ・ねお)役で出演。その言動とは裏腹に、どこか愛らしいところのあるキャラクターとなっていた。

2024年は日本テレビ系ドラマ初主演を務める「めぐる未来」から幕開け。辻やもりによる同名コミックを実写ドラマ化するタイムリープサスペンスで、早見あかりと共演する。

プラチナイト木曜ドラマ「めぐる未来」は2024年1月18日より毎週木曜23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。

映画『キングダム』シリーズでは橋本環奈と共演

萩原利久
2008年に子役としてデビューし、近年は「3年A組-今から皆さんは、人質です-」や映画『十二人の死にたい子どもたち』『帝一の國』などで頭角を現す。2023年は映画『おとななじみ』にも出演、『キングダム 運命の炎』に続き、2024年7月12日公開『キングダム 大将軍の帰還』でも秦の軍師見習い・蒙毅(もうき)を続投する。


水上恒司 月9から朝ドラまで
精悍さが魅力に


2022年9月1日より改めて本名で再スタートを切った水上恒司。現在、NHK大河ドラマ「青天を衝け」と同じ制作スタッフのもと、連続テレビ小説「ブギウギ」で趣里演じるヒロイン・スズ子の運命の人となる村山愛助役を演じて注目を集めている。

水上さん演じる愛助は大阪の演芸会社・村山興業の御曹司。スズ子のモデルは戦前~戦後に活躍した歌手・笠置シヅ子だが、愛助のモデルとなったのは吉本興業の創業者の息子で、結核で早逝した吉本穎右とされている。さまざまな逆境を2人で乗り越え、共に歩もうとした日々がスズ子の人生に大きな影響を与えていく、という重要な役どころだ。

ふり返れば、真夏の恋愛群像劇「真夏のシンデレラ」では、主人公のカップル・夏海(森七菜)&健人(間宮祥太朗)と愛梨(吉川愛)&修(萩原さん)とともに、シングルマザーの理沙(仁村紗和)と水上さん演じるライフセーバーで小児科医の早川宗佑との関係も注目の的に。

そして現在ヒット中の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』では、戦時中の日本にタイムスリップしてしまった高校生の百合(福原遥)を助ける特攻隊員・彰を熱演中。

2024年2月2日公開の『熱のあとに』では、橋本愛演じる主人公・沙苗に“襲われる”ホスト・隼人役に。2019年に起きた新宿ホスト殺人未遂事件にインスパイアされて生まれた作品で、これまでにない役柄に挑む。

公式Instagramには短編映画『モノローグエレベーター』の一部映像も公開

水上恒司
2018年、有村架純主演「中学聖日記」で鮮烈なデビューを飾り、『望み』『弥生、三月-君を愛した30年-』『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞(当時の芸名は岡田健史)。そのほか、ドラマ「いとしのニーナ」「MIU404」、映画『そして、バトンは渡された』『死刑にいたる病』(初主演)などに出演。品川ヒロシ監督・脚本『OUT』にも参加した。


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《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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