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【ドラマニア】“予想を裏切る”展開の嵐! 夏ドラマ総括「勝手にベスト3」

2023年の夏ドラマは、「この先、一体どうなるの…!?」と予想が加速する作品が多かったように思われます。そこで今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が「勝手にベスト3」を選んでご紹介! 総括として、振り返っていきましょう。

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日曜劇場「VIVANT」 (C)TBS
日曜劇場「VIVANT」 (C)TBS
  • 日曜劇場「VIVANT」 (C)TBS
  • 「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」
  • 「こっち向いてよ向井くん」ポスター

2023年の夏ドラマは、「この先、一体どうなるの…!?」と予想が加速する作品が多かったように思われます。そこで今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が「勝手にベスト3」を選んでご紹介! 3か月の総括として、特に気になった作品について振り返っていきましょう。

第1位:一週間も待てない…!
伏線回収の爽快感が癖になる
「VIVANT」


今期、最も“想定外”な展開を魅せてくれたのは、やはりこの「VIVANT」でしょう。主演に堺雅人さんを迎え、阿部寛さん、二階堂ふみさん、二宮和也さん、松坂桃李さん、役所広司さんら日本を代表する豪華俳優陣が満を持して日曜劇場に登場した本作。日本のテレビドラマとしては異例のスケールの海外ロケや爆破シーンなど、まるでジェットコースターのような衝撃展開が大きな話題を集めました。

中でも、日本の公安警察×国内外で民間人に紛れて諜報活動を行う特殊部隊・別班×国際的なテロ組織・テントの三つ巴の戦いが非常に見応えがあり、まさしく作品のテーマでもある「敵か味方か、味方か敵か」――毎話、意外過ぎる裏切り者たちが、目まぐるしく視聴者を楽しませてくれましたね。それぞれが胸に抱く正義には、並々ならない事情があり…。どの立場をとっても、秘められた切ないストーリーが胸を打ちました。

加えてSNS上では、黒幕を見つけようと、登場人物たちの生い立ちやスマホ画面などを読み解く考察班が続々登場。事細かに鋭い推理が飛び交っていたのも印象的です。日本で放送される日曜劇場にも関わらず、モンゴル語会話を字幕で見るという不思議な感覚も本作の魅力のひとつ。間違いなく、新しいジャンルのドラマが日本に降り立ったと言えるでしょう。


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第2位:1度切りの人生、どう生きる?
予想を超えたドラマ
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」


主人公の化学教師・九条里奈(松岡茉優)が卒業式の日、「自分のクラスの誰か」に突き落とされ、命を落としてしまう衝撃の展開からスタートしたこちらのドラマ。目を覚ますと、再び一年前の教卓に立っていて――目の前にいるのは、自分を殺害したとされる“30人の容疑者生徒”たちでした。

逆行もののセオリーとして、「自分が二度目の人生を送っている」ことは伏せるのが一般的ですが、里奈は積極的に過去の経験を暴露して未来を変えていく姿が斬新でした。物語の前半戦、「もしかして、あなたも二度目…?」と、生徒の鵜久森叶(芦田愛菜)と力を合わせるのですが…。一度切りの人生、運命はなかなか変えられないと痛感する苦しい展開が、いまもなお胸を締めつけています。

高校三年生という、人生の岐路を迎える若者たちの葛藤。本作は、2019年に放送された「3年A組」のプロデューサー×監督による完全オリジナル脚本で、同じ世界線を彷彿とさせる点も多いのですが、「たった数年でも、彼・彼女たちの悩みの種類は時代と共に広がっていくのだな」とハッとさせられる点も多かったように思われますね。ただの犯人探しではなく、“どうして”起こったのかを“知る”ことが大切。里奈が懸命に生きる二度目の教師人生は、まさに必見です…!

第3位:想像以上に刺さる!
新感覚ラブストーリー
「こっち向いてよ向井くん」


上辺の会話からは見えない本当の気持ちにフォーカスした、共感度MAXの同名コミックス(ねむようこ作)がついに実写ドラマ化。元カノと別れて以来、10年間に渡り“恋愛迷子”だった主人公の向井くん(赤楚衛二)は、見た目も良く、性格も優しく、仕事もできる男。重い腰を上げた彼の前に、様々なタイプの恋人候補が現れるのですが…。

ロマンチストというか、とことん相手の気持ちを読み違えてしまう体質につき、肝心なところで恋の矢印がすれ違ってしまうヤキモキ度合いがめちゃくちゃ面白くて! 「好きって何?」「恋愛ってどう始めるんだっけ?」「結婚って必要…?」視聴する度、シビアな現実×本音がズバッと胸に刺さるのが印象的でした。

取り分け、そんな向井くんに意見するのが、波留さん演じる坂井戸洸稀です。「“女の子”なんて人格はないの。人それぞれ」「自分の中にはない価値観を“悪”だと決めつけることこそ不毛」など、時には厳しい意見で向井くんを導いていき――忌憚なく、あれこれ議論し合ううちにどんどん2人の仲が深まっていく様子が、見ていてキュンキュンしましたね。

気がつくと、いつの間にか洸稀の固く閉ざされた心も、向井くんの真っ直ぐさに解かれていって…。決して王道ではない、紆余曲折ありまくりの恋愛模様が斬新な一作だったと思います。

以上、夏ドラマの「勝手にベスト3」いかがだったでしょうか。あなたのお気に入りと、ぜひ見比べてみてくださいね。


《YUKI》

三度の飯よりドラマが大好き YUKI

テレビ局での勤務を経て、フリーに転身。毎クール全ての作品に目を通す【ドラマニア】としてコラムを執筆している。近年はシナリオライターとしても活動の幅を広げており、乙女ゲームをはじめ、CMや謎解きなど、ジャンルを問わず様々な企画に挑戦中。

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