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“アジア発のA24”の声も 『女神の継承』『バッド・ジーニアス』を送り出す気鋭スタジオGDHとは?

映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」では、「A24」や「NEON」に次ぐ気鋭の映画会社として注目を集めつつある気鋭の製作会社「GDH」の日本初配信作品を含む全20作品を独占配信中(後日新たに3作品配信が追加決定)。

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『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』
『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』
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  • 『女神の継承』 (C)2021 SHOWBOX AND NORTHERN CROSS ALL RIGHTS RESERVED.
  • ジラ・マリクン

映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」では、「A24」や「NEON」に次ぐ気鋭の映画会社として注目を集めつつある気鋭の製作会社「GDH」の日本初配信作品を含む全20作品を独占配信中(後日新たに3作品配信が追加決定)。

国際レベルでカンニングを行う天才学生を主人公に、世界中で大ヒットを収めた『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』や、アジアンホラーブームを巻き起こしたともいわれるモキュメンタリーホラーの傑作『女神の継承』など、作家性とエンタメ性が見事に融合したこれらの作品を生み出し続ける「GDH」に迫った。

タイ最大のメジャーであると同時に気鋭の製作会社でもある「GDH」。その創立メンバーの1人であり、現在は「GDH」の企画製作・脚本部門のヘッドプロデューサーとして、ほぼ全ての「GDH」作品のプロデュースに携わるジラ・マリクンは、その社名の由来について「GrossDomesticHappiness(国民総幸福量)」だと説明、「興行収入による経済的成功よりも<観客をどれだけ幸せにするかで映画の成功を測る>という、哲学を意味しています」と映画制作に賭ける想いに言及する。

ジラ・マリクン

そのためには「個性的で世界を魅了するコンテンツを制作し、タイ映画やテレビシリーズの水準を世界レベルに引き上げること」を目標に掲げると同時に、「道端でふと花を見つけた人のように、これまで映画では描かれたことのない人々の何気ない生活の一コマをとらえた物語に出会ったとき、プロデューサーとして私はいつもわくわくしてしまいます」と明かすように、映画業界のトレンドや変化に対応していくよりも「身近な人々の幸福や苦しみを観察することに、より強く興味を抱きます」と作り手としての映画製作へのスタンスを明かす。

マリクンは今後、日本での製作も視野に入れているという。「以前、北九州市で『ブラザー・オブ・ザ・イヤー』(2018)の撮影を行い、地元の方々の素晴らしい協力を得ました。この経験があり、もう一度日本で仕事をしたいという私の夢が膨らんでいます。日本の製作会社の協力が得られ、日本での撮影が可能な企画があれば、実現に向けて動きたいと思っています」とラブコールを送る。

『バッドジーニアス 危険な天才たち』

さらに前述した『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(2017)などを共同制作したワンリディー・ポンシティサックと共にプロデュースする作品が来年に控えてることも明かしたマリクン。「とても興味深い内容になると思います。現時点では多くは明かせませんが、どうぞご期待ください!」と語った。

『ホームステイ ボクと僕の100日間』

また、「GDH」の取り組みの特徴として「ベテラン監督がプロデューサーとなり、初長編作の制作をサポートすることで、新世代の若手映画監督の育成にも取り組んでいること」と言うマリクン。

例えば『愛しのゴースト』(2013)、『女神の継承』(2021)のバンジョン・ピサンタナクーン監督は、長編デビュー作となる双子の監督、ワンウェーウ・ホンウィワット&ウェーウワン・ホンウィワット監督の『YOU & ME& ME』(2023)をプロデュースしていますし、『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』、『プアン/友だちと呼ばせて』(2022)のバズ・プーンピリヤ監督は、米アカデミー賞長編国際映画賞のタイ代表作品となったアッタ・ヘムワディー監督の『NOT FRIENDS』(原題/2023・未)をプロデュースしました」という。

『女神の継承』

「『GDH』は産業革命のような時代を迎えているように感じています」と、世界をリードする作品をアジアから出発させる、未来への取り組み、そして期待を語っている。

「GDH」23作品はJAIHOにて独占配信中。


《シネマカフェ編集部》

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