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ティルダ・スウィントンら名優たちがナレーション 女性監督と映画史を巡るドキュメンタリー配信

12月1日(金)よりJAIHOにて日本初独占配信されるドキュメンタリー「ウーマン・メイク・フィルム 映画史を巡る新たなロードムービー エピソード1」からティルダ・スウィントンがナレーションを担当する本予告映像が解禁。

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JAIHO12月ラインアップ
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  • 「ウーマン・メイク・フィルム 映画史を巡る新たなロードムービー」
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映画配信サービス<JAIHO>から12月の配信作品が発表。12月1日(金)より日本初独占配信される、女性監督に焦点をあてたドキュメンタリー「ウーマン・メイク・フィルム 映画史を巡る新たなロードムービー エピソード1」からティルダ・スウィントンがナレーションを担当する本予告映像が解禁された。

ドキュメンタリー・シリーズ「ウーマン・メイク・フィルム 映画史を巡る新たなロードムービー エピソード1」(2018)は、14エピソード、約840分におよぶ。制作に5年を費やし、130年にわたる映画史を世界の女性監督の視点で見直しながら、約1,000本の映画でつづられる。

ナレーションを担当するのは、ティルダ・スウィントン、ジェーン・フォンダ、アッジョア・アンドー、シャルミラ・タゴール、ケリー・フォックス、タンディ・ニュートン、デブラ・ウィンガーら屈指の名女優たち。

『ピアノ・レッスン』で知られるジェーン・カンピオンの初期作『スウィーティー』、ソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイズ』、アンジェリーナ・ジョリーの『白い帽子の女』など、“女性監督の作品を通して女性の視点による映画の学校”を描き出している。

監督は2010年から2021年にかけて公開された傑作映画111本にフューチャー、大量の作品群を独自の切り口で次々と紐とく異色のドキュメンタリー映画『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』(2022)の監督、マーク・カズンズ。

この映画の基にもなったTVシリーズ「ストーリー・オブ・フィルム」(60分×14エピソード)も、現在5エピソードずつ毎月JAIHOで常時独占配信中だ。

解禁となった予告は、「世界一小さな映画祭」を共催するなど、カズンズ監督にとって盟友でもあるティルダ・スウィントンのナレーションから始まる。

130年の映画史の中で「映画監督の大半は男性です」「いわゆる名作映画の監督もほとんどが男性」と、当たり前のように世間が受け入れている現実に対して疑問を投げかけるスウィントンの聡明な声と、次々と映し出される素晴らしい映画を作り続けてきた女性監督たちの姿とともに、“忘れられてきた”彼女たちの功績を讃えるような映像となっている。

「ウーマン・メイク・フィルム 映画史を巡る新たなロードムービー」は12月1日(金)よりJAIHOにて配信開始。

<小津安二郎生誕120年>企画ほか、日本初配信の注目作

このほか、12月12日(火)からは2023年の第36回東京国際映画祭の目玉企画として上映、好評を博した今年生誕120年を迎える小津安二郎監督『東京物語4Kデジタル修復版』(1951)の配信も決定。

なお、本作を皮切りに「小津安二郎生誕120年」と題した小津作品13本がJAIHO独占初配信決定。まず第一弾として12月は『麥秋4Kデジタル修復版』(12月18日)、『非常線の女4Kデジタル修復版』(12月26日)、小津作品唯一の記録映画であり、六代目・尾上菊五郎の舞を撮影、第36回東京国際映画祭でワールドプレミア上映が行われ話題となった『菊五郎の鏡獅子4Kデジタル修復版(12月29日)が控えている。

東京物語 4K デジタル修復版日本初独占配信

★配信開始:12月12日(火)0時

4Kスキャニングによるデジタル修復を実施した放送用HDマスター(2012年NHK BSで初放送)を、さらにブラッシュアップした、2013年ベルリン国際映画祭BerlinaleClassics部門で上映された最新のニューデジタルリマスターを使用。

スキャニングした1コマ1コマを丁寧に傷消しや色調整を行い、映画館の大画面で上映するデジタルデータから本マスターを作成。本マスター制作にあたり撮影チーフ助手を務めた川又昴氏が監修し、小津監督の狙いを忠実に、1カット1カット丁寧に画調を再現。サウンドも同様に、当時の狙いを忠実に監督助手を3本務めた田中康義氏監修のもと、松竹の修復を全て手掛けている清水和法氏が修復を担当した。

『ソルフェリーノの戦い』日本初独占配信

★配信開始:12月15日(金)0時

2023年の第76回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『Anatomy of a fall』(原題)のジュスティーヌ・トリエ監督の2013年の長編デビュー作品であり、2014年のセザール賞最優秀長編映画賞にもノミネート、ソルフェリーの通りで繰り広げられるヒューマンドラマを描きだした『ソルフェリーノの戦い』(2013)もラインアップ。

2012年に行われた実際のフランス大統領選挙の様子や、当時の候補者だったニコラ・サルコジへ抗議する個人間で起こる争いと、政治的な争いの高揚感が交差する様子が映し出され、まさにに当時のリアルなフランスを感じ取ることができる1本。

オランドがサルコジを破りフランス新大統領となった国政選挙の日を舞台に、オランドの所属する社会党本部があるソルフェリーノ通りでゲリラ撮影が行われた。主演は『若い女』『シンプルな情熱』レティシア・ドッシュ、『ラヴ・アフェアズ』(JAIHO で常時配信中)や『女っ気なし』『やさしい人』などのヴァンサン・マケーニュ。2013年カンヌ国際映画祭のACID部門でプレミア上映され、2013年「カイエ・デュ・シネマ」第10位に選出されるなど高い評価を得た。

『ザ・スチューデント』日本初独占配信

配信開始:12月22日(金)0時

『LETO-レト-』のキリル・セレブレンニコフ監督による『ザ・スチューデント』(2016)は、突然宗教にのめり込んでしまった青年と、周囲との対立を描く。演劇界の巨匠としても知られるセレブレンニコフが、マリウス・フォン・マイエンブルクの戯曲「Martyr(殉教者)」に基づき、宗教的原理主義に傾倒する青年と彼を取り巻く母親や教師、クラスメートたちをスリリングかつコミカルに描いて世界的に評価された。

主演のピョートル・スクヴォルツォフは今作で多くの俳優賞に輝き、共演は『ラフマニノフ ある愛の調べ』のヴィクトリア・トルストガノヴァ、『コンパートメントNo.6』のユリア・アウグ、『LETO -レト-』のアレクサンドル・ゴルチーリン。2016年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映され、フランソワ・シャレ賞を受賞、キノタヴル映画祭監督賞、ヨーロッパ映画賞最優秀作曲家賞など多くの映画賞を受賞した。

さらに、タイのGDH作品『女神の継承』の監督バンジョン・ピサンタナクーンによるラブストーリー『一日だけの恋人』が12月6日(水)から、ベトナムのアビ・チャッポンを思わせる『TASTEテイスト』が12月11日(月)から配信される。


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《シネマカフェ編集部》

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