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9歳の少女、コットの“特別な”夏休み切り取る『コット、はじまりの夏』予告編

第72回ベルリン国際映画祭グランプリ受賞の話題作『コット、はじまりの夏』より予告編と場面写真が解禁された。

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『コット、はじまりの夏』© Inscéal 2022
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  • 青葉市子

第72回ベルリン国際映画祭グランプリ受賞の話題作『コット、はじまりの夏』より予告編と場面写真が解禁された。

1981年、夏のアイルランドを舞台に、9歳の少女コットの成長とはじまりを描いた本作。

この度解禁となった予告編では、大家族の中で孤独に暮らす9歳の少女コットが、赤ちゃんが生まれるまでの夏休みを親戚のキンセラ夫婦に預けられるシーンからはじまる。「お父さんが好きなだけ預かっていいって」と言うコットに、「喜んで預かるわ」、「辛い時は話さなくていい」と温かく迎え入れるキンセラ夫婦。

2人の愛情をたっぷりと受け初めて生きている実感に包まれたコットはやがてその表情も明るく変化し、自分を解放し力強い瞳で農場を走る様子が印象的に描かれている。

ナレーションを担当するのは、その透明感あふれる歌声と唯一無二の表現で国内外に多くのファンをもつ、音楽家の青葉市子。緑豊かな田舎の美しさ、木々の間からのぞく陽の光のあたたかさといった、コットを優しく包み込む映像美とともに、「やっと見つけた、私の居場所」というナレーションが切なくも希望を感じさせる90秒となっている。

併せて場面写真8点も解禁。俯いたまま表情の見えないコットや、おじさんのショーンと子牛の世話に挑戦したり、キンセラ夫婦に買ってもらった洋服をうれしそうに披露する様子などが切り取られている。孤独で感情を内に秘めていたコットが愛情をたっぷりと受け、生き生きと変化していく様子が感じられる。

『コット、はじまりの夏』は2024年1月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。


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《シネマカフェ編集部》

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