10月よりスタートする新日曜ドラマ「ぼくたちん家」にて、及川光博が21年ぶり連続ドラマ主演、GP帯初主演する。
本作は、現代に様々な偏見の中で生きる「社会のすみっこ」にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、逞しく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。
脚本は、日テレシナリオライターコンテストで2023年度審査員特別賞を受賞した期待の新星・松本優紀。
プロデュースを務めるのは、「すいか」「野ブタ。をプロデュース」「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」「泣くな、はらちゃん」『メタモルフォーゼの縁側』「だが、情熱はある」など多数のドラマ・映画を世に送り出してきた河野英裕。
レジェンドプロデューサーと新人脚本家が、全く新しいタイプのホーム&ラブコメディを日曜夜に届ける。
主演を務めるのは、数々のドラマや映画で活躍し、そのカリスマ性と確かな演技力で常に観客を魅了し続けてきた“永遠の王子”・及川光博。

これまでもテレビ朝日系ドラマ・映画「相棒」シリーズを筆頭に、「グランメゾン東京」「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」などでの好演など、幅広い役柄で視聴者を惹きつけてきた。
連続ドラマ主演は21年ぶり、そしてGP帯主演は本作が初となる。そんな彼が演じるのは、恋のために家を買おうとする50歳のゲイ・波多野玄一。
不器用で、やたら情に厚い玄一は、ある日、偶然出会った人生も恋も冷めきったクールなゲイの青年に出会い、恋をした。これをきっかけに、玄一の人生が動き出していく。
及川は「私の想像力と経験値をフル活用して、不器用な大人の恋を、そして奇妙でビミョーな人間模様を描いてまいります。日曜の夜、クスクス笑ってじわじわ泣けるホーム&ラブコメディをぜひお楽しみください!ちゃお」と意気込みをコメント。
また、主人公・玄一の恋のお相手を演じるキャストのヒントについては、「陽キャです」と述べた。

プロデューサー・河野英裕は、主演の及川について「お茶目で、カッコよくて、面白くて、優しくて。そんなミッチーさんが、心優しきゲイを演じ、恋に振り回され、人生に翻弄され、訳アリ中学生にかき回される」と解説。
「このドラマが描くのは、“どこか居心地の悪い社会”の中で生きる人たちです。ゲイであったり、学校や会社や家族になじめない人、理不尽な差別に困惑する人…そんな者たちのささやかな抵抗を描く、奇妙なホーム&ラブコメディです。気楽に、時間潰しに、クスッと笑いに、『ぼくたちん家』に来てくれたらとても嬉しいです」と語った。
脚本・松本優紀(日テレシナリオライターコンテスト 2023年度審査員特別賞受賞)は、「この作品は、東京の町でひっそりと繋がっている3人と、それを取り巻く人々の日常の物語です。それぞれが社会の中で、偏見や困難と向き合いながらも、がんばって楽しく生きている様子を描いています」とコメント。
「この物語はフィクションですが、同性愛者も孤独を抱える子どもも、私の隣にいるんだ、ということを意識して取り組みました。見てくださる方々が自分の隣の人、また、自分自身にも優しくしたくなるような、そんな時間を届けられると嬉しいです」と語っている。
そして、ゲイであることをカミングアウトし、報道の分野で性的マイノリティーに関する取材や情報発信を担当している白川大介(日本テレビ報道局ジェンダー班)がインクルーシブプロデューサーに決定。
「約1年前に河野さんからこのドラマの構想について相談され、これまでにないドラマになるとワクワクしていましたので、今回『インクルーシブプロデューサー』として、当事者と取材者、両方の経験を生かして作品づくりに関わることができて嬉しく思います」と語る。
「社会の中でマイノリティーが直面するリアルな困難を、主人公たちが寄り添ってポジティブに乗りこえていく姿を、多くの方に楽しみ、応援していただけることを願っています」と期待を込めた。
あらすじ
「人間は恋と革命のために生まれてきたんです!」という、ちょっと不器用で、やたら情に厚い男・波多野玄一。50歳。
その胸をふるわせたのは、中学教師の作田索。38歳。だけど彼は、人生も恋も冷めきったようなクールなゲイ。「恋なんていらない。革命はずっと“不革命”。僕の人生は、まだズッポリ模索中ですから」という。
それでも玄一は、あきらめない。「だったら…“家”、買いませんか? 2人の名義で。別れるのが死ぬほど面倒になるように。“家”を、僕たちの“かすがい”にするんです!」
恋の告白なのに、なぜか物件購入の打診ーー。
そんな2人の前に現れたのは、15歳の少女・楠ほたる。トーヨコに入り浸る訳アリ少女は、「私、あなたを買います。3000万円で。中学卒業までの半年間、親のフリしてください」と、大金を手に言い放つ。
「ぼくたちん家」は毎週日曜22時30分~日本テレビ系にて放送開始。

