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押山清高監督自らが手掛ける『ルックバック』展覧会、2026年1月より開催!

「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」が、来年1月16日(金)から麻布台ヒルズ ギャラリーにて開催される。

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<「劇場アニメ ルックバック展」ティザービジュアル>© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
<「劇場アニメ ルックバック展」ティザービジュアル>© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
  • <「劇場アニメ ルックバック展」ティザービジュアル>© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
  • 押山清高氏プロフィール写真

「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」が、2026年1月16日(金)から3月29日(日)まで麻布台ヒルズ ギャラリーにて開催される。

昨年公開された『ルックバック』は、藤本タツキの同名漫画の映画化。ひたむきに漫画を作り続ける藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる2人の運命を分ける出来事を強烈なリアル感を持った筆致で描き出す。河合優実&吉田美月喜が、声優初挑戦でW主演を務めたことでも話題に。

58分という短い上映時間でありながら、興行収入累計44億円を越え、国内外で注目を集めた本作。監督した押山清高自らが主催する本展覧会では、押山監督と本作に携わったクリエイターたちが、どのように原作の世界観を紡いでいったのか、という点に着目し、漫画作品がアニメーション作品として昇華されていくまでの軌跡とこだわりを紐解く。

「この展示は、完成した映画の記録ではなく、描かれたもの、描かれなかったもの、その過程でこぼれ落ちた感情や思考の痕跡を今の時代にこそ可視化する試みです」と本展覧会について説明した押山監督は、「描くとは、思考の累積であり、身体そのものの表現です。その線には“描いた人”のすべてが宿ります。この展示が、『人が絵を描くとは何か』をあらためて問う機会になればと思います」とコメントを寄せている。

【開催にあたって ―押山清高】

映画『ルックバック』は、抗いようのない時代の変化に対する問いであり、生存戦略でした。

AI が絵をはじめ、あらゆるものを生成できる今、なぜ人は、それでも描くことをやめないのか。

その問いに、自分の線で答えようとした作品です。

今回の映画では、藤本タツキさんの原作をお借りし、“描くこと”についてアニメーションならではの表現を模索できたのは幸運でした。

私はテクノロジーを否定するつもりはありません。 その力を認めたうえで、それでも描くことを選ぶ人間の衝動や不器用さにこそ、 作品の本質があり、残す意味があると信じています。 『ルックバック』は、私なりのクリエイター賛歌であり、人間賛歌です。

この展示は、完成した映画の記録ではなく、 描かれたもの、描かれなかったもの、その過程でこぼれ落ちた感情や思考の痕跡を 今の時代にこそ可視化する試みです。

アニメやマンガは、先人たちの飽くなき探求が積み重なった集合知に支えられています。 本作もまたその流れの中にあり、私たちは時間をかけ、間違えながら、 さまざまな感情で線を引き続けています。

描くとは、思考の累積であり、身体そのものの表現です。 その線には“描いた人”のすべてが宿ります。 この展示が、「人が絵を描くとは何か」をあらためて問う機会になればと思います。

展覧会名:「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」


主催:麻布台ヒルズ ギャラリー、スタジオドリアン、エイベックス・ピクチャーズ


協力:集英社、ミックスグリーン

会期:2026 年 1 月 16 日(金)~3 月 29 日(日)※会期中無休予定


会場:麻布台ヒルズ ギャラリー (東京都港区虎ノ門 5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A MB 階)


《シネマカフェ編集部》

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