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「LINEMO（ラインモ）」と「LINEモバイル」、名前がとても似ているので、同じサービスだと思ったり、違いが分からなかったりする方も多いのではないでしょうか。
しかし、この2つのサービスは名前こそ似ていますが、サービス内容は大きく異なります。現在LINEモバイルを利用している方や、これから新しい通信サービスを検討している方にとって、この違いを理解しておくことは非常に重要です。もし違いを知らないままにしておくと、ご自身の使い方に合わないサービスを選んでしまい、通信速度に不満を感じたり、料金面で損をしてしまったりする可能性も考えられます。
この記事では、LINEモバイルとLINEMOの具体的な違いを、料金プランから通信品質、各種サービスに至るまで、分かりやすく徹底的に比較解説していきます。この記事を最後まで読めば、両者の違いが明確になり、あなたにとってどちらが最適な選択なのかがはっきりと分かるようになるでしょう。
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LINEモバイルとLINEMOの最も大きな違いは受付状況
LINEモバイルとLINEMOを比較する上で、まず知っておくべき最も重要な違いは、新規申し込みの受付状況です。サービス内容を比較する以前に、現在契約できるかどうかが大きな分かれ目となります。
現在、新規申し込みができるのはLINEMOのみ
2024年現在、新しく契約を結ぶことができるのは「LINEMO」だけです。LINEMOはソフトバンクが提供するオンライン専用ブランドとして、高品質な通信サービスを低価格で提供しており、いつでも公式サイトから申し込むことが可能です。
LINEモバイルは2021年3月31日で新規受付を終了
一方、「LINEモバイル」は、2021年3月31日をもって、すべてのプランで新規申し込みの受付を終了しました。したがって、これからLINEモバイルを新たに契約することはできません。現在もLINEモバイルを利用しているユーザーは引き続きサービスを使えますが、新しいプランへの変更や追加申し込みはできなくなっています。
LINEMOではお得なキャンペーンを随時開催
現在積極的にユーザーを募集しているLINEMOでは、乗り換えや新規契約者を対象としたお得なキャンペーンが頻繁に開催されています。PayPayポイントが還元されるキャンペーンなどが多く、これらを活用することでお得に利用を開始できます。最新のキャンペーン情報は、公式サイトで常にチェックすることをおすすめします。
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LINEモバイルとLINEMOの料金プランの違いを比較
次に、多くの方が気になる料金プランの違いについて詳しく見ていきましょう。月々の支払いに関わる部分なので、しっかりと比較検討することが大切です。
月額基本料金の比較
LINEMOはデータ容量別に2つのシンプルなプランを提供しているのに対し、LINEモバイルは複数のデータ容量から選べる仕組みでした。LINEMOの方がプラン構成が分かりやすいのが特徴です。
LINEMO | LINEモバイル（受付終了） | |
ミニプラン | 3GB：990円 | 500MB～30GBで |
スマホプラン | 20GB：2,728円 |
初期費用と解約手数料の有無
乗り換えを検討する際に気になる初期費用や解約手数料ですが、どちらのサービスも現在は無料となっています。これにより、気軽に乗り換えを検討しやすくなっています。
LINEMO | LINEモバイル | |
契約事務手数料 | 0円 | 0円（過去は有料） |
SIMカード発行手数料 | 0円 | 0円（過去は有料） |
契約解除料 | 0円 | 0円 |
データSIMの提供状況
LINEモバイルでは、音声通話機能がない「データSIM」の提供がありましたが、LINEMOでは提供されていません。LINEMOは音声通話機能付きのSIMのみとなっています。タブレットなどデータ通信のみで利用したい場合には注意が必要です。
データ容量の繰り越し可否
使い切れなかったデータ容量を翌月に持ち越せるかどうかも、両者の違いの一つです。LINEモバイルではデータの繰り越しが可能でしたが、LINEMOでは対応していません。毎月決まった容量を使い切る方に向いていると言えるでしょう。
データ追加購入時の料金
契約しているデータ容量を使い切ってしまった場合、データを追加で購入することができます。この料金はどちらも同じ設定になっています。急にデータ通信量が増えた時でも安心です。
LINEMO | LINEモバイル | |
追加データ料金 | 1GBあたり550円 | 1GBあたり550円 |
LINEモバイルとLINEMOの通信速度・回線品質の違いを比較
スマートフォンの使い心地を大きく左右する通信速度や品質にも、LINEモバイルとLINEMOには根本的な違いがあります。この違いが、最も体感しやすい差と言えるかもしれません。
MNOとMVNOという回線の種類の違い
最も大きな違いは、LINEMOが「MNO（キャリア）」であるのに対し、LINEモバイルは「MVNO（格安SIM）」である点です。MNOであるLINEMOは、ソフトバンクの回線を直接利用するため、通信が安定しており、お昼休みなどの混雑時間帯でも速度が落ちにくいのが強みです。一方、MVNOのLINEモバイルはキャリアの回線の一部を借りてサービスを提供するため、利用者が多い時間帯には通信速度が遅くなる傾向がありました。
5G通信への対応状況
次世代の高速通信規格である5Gについても違いがあります。LINEMOは追加料金なしで標準で5G通信に対応していますが、LINEモバイルは5Gには対応していません。高速な通信を求めるならLINEMOが適しています。
対応回線と提供エリア
LINEMOはソフトバンク回線のみを利用してサービスを提供しています。そのため、通信できるエリアはソフトバンクのサービスエリアと同じです。一方、受付を終了したLINEモバイルは、ソフトバンク、ドコモ、auの3つの回線から選べるマルチキャリア対応でした。
データ容量超過後の通信速度
月のデータ容量を使い切った後の通信速度にも差があります。LINEMOのスマホプランは最大1Mbpsと、速度制限下でも比較的快適に利用できる速度です。LINEモバイルは一律で最大200kbpsだったため、LINEMOの方が制限時のストレスは少ないでしょう。
LINEMO | LINEモバイル | ||
プラン | ミニプラン | スマホプラン | 全プラン共通 |
制限後速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大200kbps |
SNS使い放題のデータフリーオプションの有無
LINEモバイルの大きな特徴であった「データフリーオプション」は、対象のSNSなどがデータ消費なしで使える人気のサービスでした。LINEMOには、このデータフリーオプションはありません。ただし、「LINEギガフリー」機能は共通して利用でき、LINEアプリのトークや音声通話はデータを消費しません。
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LINEモバイルとLINEMOの通話機能・オプションの違いを比較
電話をかける際の使い勝手や、お得な通話オプションにも違いが見られます。通話をよく利用する方は、この点をしっかり確認しておきましょう。
通話時に専用アプリが必要か
LINEMOでは、スマートフォンに標準で入っている電話アプリから発信するだけで、通話オプションが適用されます。特別な操作は必要ありません。一方、LINEモバイルで通話定額オプションを利用するには、「いつでも電話」という専用アプリから発信する必要がありました。
かけ放題オプションの内容
LINEMOでは、5分以内の国内通話がかけ放題になるオプションと、時間無制限でかけ放題になるオプションの2種類を用意しています。LINEモバイルの10分かけ放題とは内容が異なるため、ご自身の通話スタイルに合わせて選ぶ必要があります。
LINEMO | LINEモバイル（受付終了） | |
5分かけ放題 | 通話準定額：550円/月 | 10分電話かけ放題：968円/月 |
無制限かけ放題 | 通話定額：1,650円/月 |
通話品質の差
LINEMOは、クリアな音声で通話ができる高品質な「VoLTE」に標準対応しています。一方、LINEモバイルの「いつでも電話」アプリ経由の通話は、プレフィックス方式という仕組みのため、LINEMOと比較すると音声品質が若干劣る場合がありました。
留守番電話サービスの対応状況
不在着信時にメッセージを預かる留守番電話サービスも異なります。LINEMOでは、留守番電話や着信転送などをセットにした「留守電パック（月額220円）」を提供しています。しかし、LINEモバイルでは留守番電話サービスに対応していませんでした。
LINEモバイルとLINEMOのその他の機能・サービスの違いを比較
料金や通信品質以外にも、使い勝手に関わる細かな機能やサービスに違いがあります。ご自身の使い方に合うか、チェックしてみてください。
eSIMへの対応状況
eSIMは、物理的なSIMカードを挿入することなく、スマートフォン本体に情報を書き込んで利用できる便利な機能です。LINEMOはこのeSIMに対応しているため、申し込みから開通までをオンラインでスピーディに完結できます。LINEモバイルはeSIMに非対応でした。
対応している支払い方法
LINEMOでは、クレジットカードと口座振替に加えて、PayPay残高での支払いにも対応しています。LINEモバイルでは基本的にクレジットカード払いのみで、一部LINE Payでの支払いに対応していたため、LINEMOの方が支払い方法の選択肢が広いです。
利用できるスマートフォンの機種
LINEMOはソフトバンク回線を利用するため、ソフトバンクやワイモバイルで購入した端末はSIMロック解除なしで利用できる場合があります。他社で購入した端末でも、LINEMO公式サイトの「動作確認端末」一覧で対応状況を確認できるので安心です。LINEモバイルも多くのSIMフリー端末に対応していました。
海外ローミングへの対応
海外でデータ通信や音声通話を利用できる海外ローミングは、大きな違いの一つです。LINEMOは海外ローミングに対応しており、海外でもスマートフォンを利用できます。一方、LINEモバイルは海外ローミングに非対応でしたので、海外渡航が多い方にはLINEMOが便利です。
プラスメッセージ機能の利用可否
「＋メッセージ（プラスメッセージ）」は、電話番号で写真やスタンプの送受信ができるメッセージアプリです。LINEMOはキャリア（MNO）のサービスであるため、このプラスメッセージに対応しています。MVNOであるLINEモバイルは非対応でした。
LINEモバイルとLINEMOの共通点を解説
ここまで多くの違いを解説してきましたが、もちろん共通点もあります。後継サービスという位置づけもあり、引き継がれている便利な機能も存在します。
運営会社はソフトバンクで同じ
もともとLINEモバイルは独立した会社が運営していましたが、後にソフトバンクの子会社となり、最終的には吸収合併されました。現在、LINEMOはソフトバンクが直接運営するブランドであり、実質的な運営元は同じであると言えます。
LINEのギガフリー（データ消費ゼロ）に対応
両サービスに共通する最大のメリットが「LINEギガフリー」です。これにより、LINEアプリでのトークの送受信や音声通話、ビデオ通話で消費するデータ通信量がカウントされません。データ容量を気にすることなく、LINEでのコミュニケーションを楽しめるのは嬉しいポイントです。
LINEの年齢認証とID検索が利用可能
多くの格安SIMでは対応していないことが多い、LINEの年齢認証に対応している点も共通しています。これにより、ID検索機能を使って友だちを追加することが可能です。
テザリングが無料で利用できる
スマートフォンをWi-Fiルーター代わりにして、パソコンやタブレットをインターネットに接続するテザリング機能も、両サービスともに申し込み不要・追加料金なしで利用できます。
申し込みやサポートはオンライン限定
LINEMO、LINEモバイルともに、店舗を持たないオンライン専用のサービスです。申し込み手続きから各種設定、サポートの問い合わせまで、すべてオンライン上で完結する点が共通しています。
家族割やセット割は提供なし
大手キャリアにあるような、家族で契約すると割引になる「家族割」や、固定回線とセットで割引になるサービスは、LINEMOとLINEモバイルのどちらにも提供されていません。シンプルな料金プランが特徴です。
キャリアメールは利用不可
「@docomo.ne.jp」のようなキャリア独自のメールアドレスは、どちらのサービスでも提供されていません。GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを準備する必要があります。
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LINEモバイルからLINEMOへの乗り換えに関するよくある質問
現在LINEモバイルを利用している方が、LINEMOへの乗り換えを検討する際に出てくる疑問について、Q&A形式で解説します。
LINEモバイルからLINEMOへ乗り換える手順は？
乗り換えは簡単なステップで完了します。
1. LINEモバイルのマイページでMNP予約番号を取得
2. LINEMO公式サイトで申し込み手続きを行う
3. SIMカードまたはeSIMを受け取り、開通設定を行う
詳しい手順は公式サイトでも確認できるので、安心して進められます。
LINEモバイルから乗り換えるのにおすすめのタイミングは？
LINEモバイルは解約月の料金が日割りにならないため、月末に近いタイミングでの乗り換えがおすすめです。また、LINEMOでお得なキャンペーンが開催されている時期を狙うのも良いでしょう。
LINEモバイル利用者が使えるLINEMOのキャンペーンはある？
LINEMOでは、他社からの乗り換え（MNP）を対象としたキャンペーンを頻繁に実施しています。LINEモバイルからの乗り換えも対象となることが多いので、公式サイトで最新情報を確認し、お得な特典を活用しましょう。
SIMロック解除は必要？
LINEモバイルでソフトバンク回線を利用していた場合、LINEMOへの乗り換え時にSIMロック解除は原則不要です。ドコモ回線やau回線を利用していた場合は、SIMロック解除が必要になりますので、事前に手続きを済ませておきましょう。
LINEモバイルとLINEMOの違いまとめ
この記事では、LINEモバイルとLINEMOの多岐にわたる違いについて詳しく解説してきました。最も大きな違いは、LINEモバイルがすでに新規受付を終了しているのに対し、LINEMOは現在も契約可能で、お得なキャンペーンも展開している点です。
サービス内容を比較すると、LINEMOはソフトバンクの高品質なMNO回線を直接利用できるため、通信速度が安定しており、5Gにも対応しています。料金プランはシンプルで分かりやすく、通話オプションも充実しているのが特徴です。一方で、LINEモバイルの強みであったSNSのデータフリーオプションや、データ繰り越し機能はLINEMOにはありません。
しかし、LINEアプリのデータ消費がゼロになる「LINEギガフリー」は共通して利用できるため、LINEを多用する方にとっては依然として魅力的なサービスと言えるでしょう。現在LINEモバイルを利用していて通信速度に不満がある方や、これからシンプルで高品質な通信サービスを求めている方にとって、LINEMOは非常に有力な選択肢となります。
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