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『変態村』監督が描く実話に基づく深淵クライム・スリラー『マルドロール/腐敗』予告編

ベルギーで起きた少女拉致監禁・殺人事件を基にした深淵クライム・スリラー『マルドロール/腐敗』より、予告編と場面写真が解禁となった。

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『マルドロール/腐敗』©FRAKAS PRODUCTIONS - THE JOKERS FILMS – ONE EYED – RTBF – FRANCE 2 – 2024
『マルドロール/腐敗』©FRAKAS PRODUCTIONS - THE JOKERS FILMS – ONE EYED – RTBF – FRANCE 2 – 2024
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ベルギーで起きた少女拉致監禁・殺人事件を基にした深淵クライム・スリラー『マルドロール/腐敗』より、予告編と場面写真が解禁となった。

1995年、ベルギー。少女2名の失踪事件が発生。若手憲兵隊ポールは、危険な小児性愛者を監視する秘密部隊「マルドロール」に配属される。しかし作戦は失敗し、腐敗した警察組織の闇に直面したポールは、事件解決のため我を失い暴走していく。

本作は、『変態村』(04)『地獄愛』(14)『依存魔』(19)の<ベルギーの闇3部作>で知られるファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督作。ベルギーで実際に発生し、司法を揺るがす結果となった“デュトルー事件”を基にしており、ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督は本作のテーマについて「悪の本質と正義の探求を試みた。社会のトラウマに光を当て、悪に立ち向かう私たちの能力についてアプローチしたかった」と語っている。

ポール役には、『La prière』(18/原題)で第68回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(男優賞)を受賞したことで世界的に知られたフランス若手実力派俳優であるアントニー・バジョン。脇を固めるのは、『変態村』『地獄愛』で主演をつとめたローラン・リュカ、そして『ベティ・ブルー』(86)、『屋敷女』(07)などで知られるベアトリス・ダル。

この度解禁となった予告編は、ベルギーを震撼させた連続少女拉致監禁事件から幕を開ける。事件解決に燃える若き憲兵隊・ポール。私生活では恋人との輝かしい未来がありながらも、事件を追うための「マルドロール作戦」の部隊に任命され、やがて想像を越えた広く深い闇に呑まれていく様子が伺える。

増えていく被害者、容疑者、そして何かを隠蔽している警察組織。荒ぶるポールの姿とともに映される「正義を求めるほど、悪が暴走する――」という言葉が意味する葛藤とは一体…。

併せて解禁となった新場面写真では、ポールのほか、失踪した少女たちの新聞記事、ポールの母親役を演じるベアトリス・ダル、報道陣にマイクを向けられる上官役のローラン・リュカなどが収められており、物々しい雰囲気が感じられるものとなっている。

『マルドロール/腐敗』は11月28日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国にて順次公開。



《シネマカフェ編集部》

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