いまをときめく若手キャストが集結した映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』より、水上恒司と木戸大聖が美術セットをめぐる映像が公開された。
本作は、若い世代を中心に大きな反響を集め、TVアニメ化もされた、世界累計発行部数1,000万部突破の人気漫画の実写化。

街を守る正義の不良軍団・防風鈴のメンバーで、本作の主人公・桜遥役の水上恒司と、桜を真っ先に慕う楡井秋彦役の木戸大聖が、劇中衣装に身を包み登場する今回の映像。2人が歩くのは、まこち町東風商店街のオープンセット。原作ファンお馴染みのあの店から、映画版ならではの細部にまで作り込まれた街並みなど、キャスト自ら徹底ガイド。
撮影の合間に行われ、商店街のアーチからスタート。最初に足を止めたのは、商店街の入口に掲げられた、防風鈴の口上の看板。水上は「映画を象徴するようなセット」と話し、木戸も「この言葉を頭に入れておくと、防風鈴がどんなチームか分かると思う」と語り、作品にとって特別な存在であることが伝わってくる。

また、手作りパン工房「さぼてん」、桜たちが頬張るコロッケの名店「お肉のつくし」、もんじゃ焼き屋「ペンペンぐさ」など、一見模様のようでいて、実は店名が描かれたデザインなど、細部にまで美術の遊び心が光る。
木戸が「この商店街で一番印象的だった」と言うお好み焼き屋「まっするぱわー」は、右目の眼帯がトレードマークの蘇枋(綱啓永)や荒くれものの杉下(JUNON)がバトルを展開する、重要なアクションシーンの舞台に。店頭に飾られたとある人形には、ふたりが「店員役の役者さんにそっくり!」と盛り上がる様子も。
劇中で桜が「うまい」とこぼすたいやき店「つゆくさ」では、ツアー中にふたりが実食。木戸は「桜がたい焼きを食べるところがすごく可愛い」とお気に入りのシーンを明かし、食べ方談義も飛び出す。ほかにも、タコライス発祥の地・沖縄県金武町に再現された商店街セットは、実際の街並みを活かして撮影。沖縄の街と人々の全面協力によって、生きた商店街がスクリーンの中で観られる。

そんな映画版・東風商店街の魅力を決定づけているのが、ポップでカラフルな世界観。全編沖縄でのロケについてプロデューサーは、「キャラクターのビジュアルがポップなので、彼らが歩いていても浮かないような世界観を作り上げられる場所として、沖縄という案が出てきました。今回は風をキャラの感情表現として効果的に使っていきたいという思いもあり、沖縄ならば風というコンセプトにも合う」と意図を明かした。

ツアーの締めくくりには、「美術部の“作品”がすごい」(水上)、「色使いや壁のペイント、細かい美術の小道具などを大きなスクリーンの中で注目して見てほしい」(木戸)とメッセージも寄せている。
『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』は12月5日(金)より公開。



