横浜流星主演「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の46話が11月30日に放送され、写楽の正体を予想する江戸市民の姿に「江戸時代にも考察班っているんだな」といった反応が寄せられるとともに、ラストシーンに登場した“ある男”の正体に視聴者の考察合戦も過熱している。
本作は江戸時代を舞台に横浜演じる“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の波乱万丈な生涯を描いていく。横浜のほか蔦重と袂を分かた喜多川歌麿に染谷将太。蔦重の妻・ていに橋本愛。京ゆかりの地本問屋・鶴屋喜右衛門に風間俊介。出家して姿をくらましていた大崎に映美くらら。田沼意次の側近だった三浦庄司に原田泰造。火付盗賊改方の長谷川平蔵宣以に中村隼人。定信の参謀的な存在・柴野栗山に嶋田久作。一橋治済の嫡男である徳川家斉に城桧吏。蔦重に身上半減の刑を言い渡した松平定信に井上祐貴。八代将軍・吉宗の孫にあたる一橋治済に生田斗真。
大田南畝<四方赤良>に桐谷健太。北尾政演<山東京伝>に古川雄大。朋誠堂喜三二<平沢常富>に尾美としのり。北尾重政に橋本淳。滝沢瑣吉に津田健次郎。勝川春朗(葛飾北斎)にくっきー!といったキャストが出演する。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
今回のエピソードはていの説得で歌麿が蔦重のもとに戻ってくる。そして集められた絵師や戯作者らに春朗も加わり“写楽”の絵が誕生する。こうして売り出された写楽の役者絵は話題を呼び、江戸市中のみならず江戸城中でも写楽が平賀源内ではないか?という噂が広まる。

定信は大崎を自分の側に引き入れると、「一人遣傀儡石橋」を治済に見せ、実際に写楽が源内かどうか自身の目で確かめてもらうよう仕向ける。治済は役者たちが芝居町を練り歩く曽我祭に赴くが、定信はそこで治済をおびき出して始末するつもりだったが、治済は逆に毒まんじゅうで定信の部下たちや大崎を殺してしまう。さらに蔦重も毒まんじゅうを口にしそうになるが、すんでのところで長谷川が止める…という展開。

謎の絵師・写楽が何者か?「写楽ってのはね、実は歌麿って話だよ」「春朗だよ、間違いなく勝川の流れ」「重政か政美に決まってる」など江戸の人々は写楽の正体を予想。杉田玄白(山中聡)が源内説を唱え、源内生存の噂が江戸じゅうを駆け巡る…この展開に「写楽の考察で江戸中で大変な話題」「ホントいつの世も考察班が元気」「江戸時代にも考察班っているんだな」などの反応が上がる。

終盤では蔦重までが命を狙われることに。謝罪する長谷川に武家でもない自分たちはどうやって身を守ればいいのか、と激しく憤る蔦重の前に1人の男が姿を現るところで今回のエピソードは終了するのだが、定信らとともにその場に潜んでいた男は治済そっくりだった…姿は治済と瓜二つだが表情や視線が全く違うこの男に「本人を始末して影武者と入れ替えるつもりだったとか?」「一橋を叩き切ってからの影武者にするつもりだったんだろうね」「史実では寿命をまっとうしたらしいけど途中で入れ替わるのかな!?」など、今度は現代の“考察班”による予想合戦が繰り広げられている。

【第47話あらすじ】
治済の毒まんじゅうで定信たちは窮地に陥るが蔦重の驚きの策により、将軍家斉を巻き込んだ仇討ち計画が再び動き出す…。
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。



