山時聡真と菅野美穂が、親子役で主演する映画『90メートル』より、メイキング写真が公開された。
本作は、人生の岐路に立つ高校生の息子と、難病を抱えながら我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの揺るぎない愛を綴った物語。
本作の監督・中川駿は、俳優からの意見を積極的に取り入れる撮影スタイル。まず俳優の芝居を見て、その上で話し合いながらシーンを深めていくという。

難病を抱えた母と暮らす高校3年生の佑を演じた山時も、中川監督と「この場面の佑はどういう気持ちなのか」と、撮影の合間に丁寧に話し合いを重ね、佑の人物像を深めていったそうだ。今回到着した写真の中には、真剣に議論を交わす山時や、難病の母・美咲(菅野美穂)を支えるケアマネジャー役の西野七瀬の姿が収められている。

また、山時が菅野の爪を切る印象的な一幕も。これは、菅野が「介護だと思って私の爪を切ってみて」と山時に提案して実現したもので、山時は「それが息子としての距離感のような気がしたし、佑の描かれていない(日常生活の)部分を想像できるようになった」とその提案によって、役への理解がより深まったことを明かしている。

そして、大切なシーンのひとつ、佑が作ったカレーを一緒に食べるシーン。山時は、カレー作りを練習してこの撮影に臨んだという。菅野も笑顔を見せ、まるで本物の親子のような温もりが伝わってくるかのようだ。

ほかにも、菅野が子役の頬をカイロで温める一幕や、下校途中にコロッケを買うシーンの山時と南琴奈(松田杏花役)が、無邪気な笑顔を見せる様子も公開された。

なお、3月17日(火)にはチャリティ上映会が行われ、山時、菅野、中川監督が舞台挨拶を実施。上映会の売り上げの一部は、一般社団法人ヤングケアラー協会へ寄付される。
『90メートル』は3月27日(金)より全国にて公開。




