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『素晴らしき新世界』に沼った人へ――タイムスリップ時代劇が面白すぎる! “新世界ロス”を埋める珠玉の6作品

ついにこの週末、最終回を迎える『素晴らしき新世界』。多くの視聴者を沼に落としたのが、ホ・ナムジュン演じる財閥御曹司チャ・セゲだ。これまでのツンデレ御曹司とは一線を画す強面の“悪役顔”でありながら、朝鮮時代の妖女の魂を持つシン・ソリ(演者イム・ジヨン)への一途な愛を貫く。

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『素晴らしき新世界』に沼った人へ――タイムスリップ時代劇が面白すぎる! “新世界ロス”を埋める珠玉の6作品
『素晴らしき新世界』に沼った人へ――タイムスリップ時代劇が面白すぎる! “新世界ロス”を埋める珠玉の6作品
  • 『素晴らしき新世界』に沼った人へ――タイムスリップ時代劇が面白すぎる! “新世界ロス”を埋める珠玉の6作品

ついにこの週末、最終回を迎える『素晴らしき新世界』。多くの視聴者を沼に落としたのが、ホ・ナムジュン演じる財閥御曹司チャ・セゲだ。これまでのツンデレ御曹司とは一線を画す強面の“悪役顔”でありながら、朝鮮時代の妖女の魂を持つシン・ソリ(演者イム・ジヨン)への一途な愛を貫く。

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実は韓国ドラマには昔から、現実離れした設定を驚くほど自然に見せる力がある。タイムスリップ、転生、憑依、魂の移動――荒唐無稽なはずなのに不思議な説得力で、気づけば視聴者は物語の世界にどっぷり浸かっている。

今回は、“新世界ロス”を埋めてくれる韓ドラならではの“タイムスリップ時代劇”を3つのパターンに分けて紹介したい。

韓国ドラマのタイムスリップものは、大きく分けると次の3タイプになる。

1)魂が移動する
 →『素晴らしき新世界』(2026)、『哲仁王后~俺がクイーン!?~』(2020)

2)過去の人物が現代へ来る
 →『イニョン王妃の男』(2012)、『屋根部屋のプリンス』(2012)

3)現代人が過去へ行く
 →『暴君のシェフ』(2025)、『麗〈レイ〉~花萌ゆる8人の皇子たち~』(2016)、『シンイ-信義-』(2012)

同じ「時空移動」でも、進む方向によって作品の魅力は大きく変わる。まずは、現代人が朝鮮王朝や高麗時代へ飛ばされるパターンだ。

『暴君のシェフ』では、少女時代のユナが演じる天才シェフが朝鮮王朝へタイムスリップし、イ・チェミン演じる暴君の舌と心をつかんでいく。

『麗〈レイ〉~花萌ゆる8人の皇子たち~』では、IU演じる現代の女性が高麗時代へタイムスリップし、ワン・ソ(演者イ・ジュンギ)をはじめとする皇子たちとの運命が交錯する。韓ドラ史に残る“泣けるタイムスリップ時代劇”の代表格だ。

『麗〈レイ〉~花萌ゆる8人の皇子たち~』(画像=SBS)

『シンイ-信義-』は、イ・ミンホ演じる高麗の武士が、現代の女医(演者キム・ヒソン)を高麗へ連れて行くことで巻き起こるロマンス時代劇だ。

このタイプの共通点は、主人公が最初から「歴史に逆らえない」という宿命を背負っていることだ。そして本来いるべき時代ではない以上、元の世界へ戻らなければならない可能性が高い。もちろん『過去→現代』型にも別れの危機はあるが、『現代→過去』型は変えられない歴史そのものが障壁となるため、より悲恋や切ない結末になりやすい。

さらに、高麗や朝鮮王朝の権力闘争に巻き込まれ、歴史そのものを変えてしまう危険に加え、常に死と隣り合わせになることも少なくない。そのため『麗』は涙を誘い、『シンイ』は運命に引き裂かれ、『暴君のシェフ』にも常に緊張感が漂う。また、歴史の中に放り込まれた主人公が現代の知識を武器に活躍する爽快感と、「元の時代へ戻れるのか」という不安を同時に味わえるのも見どころだ。

一方で、過去から現代へやって来る作品は空気がまったく異なる。『イニョン王妃の男』は、朝鮮時代の学者(演者チ・ヒョヌ)が現代へタイムスリップし、無名女優(演者ユ・インナ)と恋に落ちる。恋愛ドラマとしての完成度も非常に高く、筆者にとっても好きな韓ドラ・ベスト5に入る傑作だ。

『イニョン王妃の男』(画像=tvN)

『屋根部屋のプリンス』は、朝鮮王朝の皇太子(演者ユチョン)が現代ソウルへやって来るロマンティックコメディだ。ハン・ジミン演じる現代女性との恋模様に加え、ミステリーと伏線回収の巧みさでも高く評価されている。実際、『素晴らしき新世界』の劇中でも、この2作品のタイトルが登場するほど、このジャンルでは有名な作品だ。

車やスマートフォンなど現代文明に驚き、現代人の価値観に戸惑うそのカルチャーギャップが、笑いを生む。何より彼らにとって現代は“未来”だ。そこには新たな人生を選べる可能性がある。だからこのタイプはラブコメ色が強く、どこか希望に満ちている。

そして近年増えているのが、魂や人格の移動を描く変則型だ。『素晴らしき新世界』では、朝鮮時代の悪女の魂が現代に転生し、新たな人生を歩み始める。『哲仁王后(チョルインワンフ)~俺がクイーン!?~』では、現代男性シェフ(演者チェ・ジニョク)の魂が朝鮮王朝の王妃(演者シン・ヘソン)の体に入り込むという大胆な設定が話題になり、韓国でも大ヒットを記録した。

『哲仁王后(チョルインワンフ)~俺がクイーン!?~』(画像=tvN)

一見するとまったく違う作品だが、共通しているのは「本来の自分とは違う存在として生きる」というテーマだ。そこには本当の自分を理解してくれる相手を求め、自分らしく生きたいと葛藤する姿が描かれている。

時代を超えた恋ややり直される運命、もう一つの人生――誰でも一度は考えたことがあるはずだ。

「もし違う人生を生きていたら」
「もし違う時代に生まれていたら」
「もしあの人と別の形で出会っていたら」

韓ドラは、その“もしも”を圧倒的な没入感で見せてくれる。それぞれの作品が描いているのは、単なるファンタジーではない。魂や時空の移動を通じて、「人は何によって自分であるのか」を問いかけている。韓国ドラマのタイムスリップものが愛され続ける理由も、そこにあるのではないか。

(文=田名部 知子/Xで気ままなソウルの日常を発信中:@t7joshi)

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《韓ドラLIFE》

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