JTBCドラマ『新入社員カン会長』が、7月5日放送の第12話(最終回)で幕を閉じた。視聴率調査会社ニールセンコリアによると、最終回の視聴率は全国13.6%を記録。放送を通して10%前後の高視聴率をキープし、自己最高視聴率で有終の美を飾った。
視聴率は自己最高も…物議を醸した「ラスト」
一方で、視聴率とは対照的に、最終回の内容に対する視聴者の評価は賛否が大きく分かれている。
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『新入社員カン会長』は、“ビジネスの神”と呼ばれる大企業の会長が事故に遭い、思いがけず2度目の人生を歩むことになる姿を描いたリマインド・ライフストーリー。同名の人気ウェブ小説を原作に、全12話でドラマ化された。
主演を務めたイ・ジュニョンは、『おつかれさま』『弱いヒーロー Class2』などで注目を集め、本作ではカン・ヨンホ会長(演者ソン・ヒョンジュ)の魂が宿ったファン・ジュンヒョンを演じ、1人2役の熱演を披露した。
イ・ジュニョンの熱演が光る中…ラストで没入感に水を差す結果に
劇中のファン・ジュンヒョンは、チェソンFC所属の若きサッカー選手でありながら、チェソングループ会長カン・ヨンホの魂が宿るという、本作の根幹を担うキャラクターだ。
イ・ジュニョンは、夢を追う青年と人生経験豊富な財界のトップという対照的な人物像を巧みに演じ分け、「イ・ジュニョンの新たな代表作」と評価する声も上がるほど高い評価を受けていた。
しかし、最終回では、それまで積み重ねてきた物語の没入感が一気に崩れてしまったという指摘が相次いだ。

とりわけ、ガールズグループITZYのリュジンが特別出演し、主人公ファン・ジュンヒョン(演者イ・ジュニョン)と魂が入れ替わるというラストには、「あまりにも唐突」と否定的な声が相次いだ。
原作には存在しないドラマオリジナルの結末だったこともあり、「無理がある」「唐突すぎる」といった反応が目立った。
終盤まで丁寧に積み上げてきたストーリーに対し、ラストだけがまるでエピローグやサービス映像のような軽い印象になってしまい、「作品の締めくくりとして納得できない」という声も少なくなかった。
JTBC作品に相次ぐ"結末"への不満
こうしたラストは、JTBCの大ヒットドラマ『財閥家の末息子~Reborn Rich』を思い起こさせるという声も上がっている。
同作も人気ウェブ小説を原作とし、主人公が財閥家の人間に転生・憑依する設定で大きな話題を集めた。しかし、終盤のオリジナル展開には賛否が分かれ、「序盤は良かったのに最後で失速した」と批判を浴びた経緯がある。
『新入社員カン会長』も、ウェブ小説原作、財閥家を舞台にした物語、そして主人公の憑依という共通点から、「今度こそ納得できる結末になるのでは」と期待する視聴者が少なくなかった。
それだけに、話題性の高かった作品が再びオリジナル展開のラストで物議を醸したことに、落胆の声はさらに広がっている。
SNSでは、「またJTBCの終盤に裏切られた」「最後まで見届けたのに残念だった」「今後、この手の作品は完結してから見る」といった厳しい反応も目立つ。
作品全体の評価が高かっただけに、ラストへの不満がより大きく受け止められており、その余波はしばらく続きそうだ。
(記事提供=OSEN)
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