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『ヘアスプレー』ほか3作品、毒と愛の映画作家「ジョン・ウォーターズ特集」開催

アメリカ社会の良識や道徳、家族像、美意識を、笑いと挑発によってひっくり返し続けてきた、“バッド・テイスト”の巨匠である毒と愛の映画作家「ジョン・ウォーターズ監督特集」開催。

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「ジョン・ウォーターズ特集」
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  • 『ピンク・フラミンゴ』ImagesCourtesy of Warner BrosPictures
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  • 『ヘアスプレー』Images courtesy of Warner Bros. Pictures
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アメリカ社会の良識や道徳、家族像、美意識を、笑いと挑発によってひっくり返し続けてきた、“バッド・テイスト”の巨匠である毒と愛の映画作家「ジョン・ウォーターズ監督特集」が、京都シネマにて11月6日(金)から11月12日(木)まで1週間限定で開催される。

今回上映するのは、『ピンク・フラミンゴ』『ヘアスプレー』『シリアル・ママ』の3作品。異なる題材を、笑いと毒、そして独特の愛情をもって描いてきたジョン・ウォーターズの映画世界を、スクリーンで一挙に味わう特集上映となる。

『ヘアスプレー』Images courtesy of Warner Bros. Pictures

2026年7月、英国映画協会BFIのインタビューで、ジョン・ウォーターズは近年「下品でグロテスクにすること自体は簡単だが、人を笑わせ、考えを変えることは簡単ではない」と述べ、さらに反トランプの「No Kings」デモに参加した際、自身のプラカードに “Trump ruined bad taste” (「トランプがバッド・テイストを台無しにした」)と書いたことが話題になった。

彼が長年映画のなかで追求してきた“バッド・テイスト”は、単なる露悪や不快さとは異なるものだったのか。今回の特集では、そんなジョン・ウォーターズの“バッド・テイスト”を、もう一度映画館で見つめ直す、またとない機会となる。

徹底した悪趣味と反道徳を突き詰めた初期の代表作『ピンク・フラミンゴ』。音楽とダンスを通して人種差別と偏見に立ち向かう少女を描いた『ヘアスプレー』。そして、完璧な家庭を守るため殺人すら辞さない“理想の母”を主人公にしたブラック・コメディ『シリアル・ママ』。

『シリアル・ママ』Images Courtesy of Park Circus/Universal

過激さも、下品さも、やさしさも、すべて映画に変えてきた唯一無二の映画作家。その3作品を通して、ジョン・ウォーターズが壊してきた“普通”と、そこからはみ出す人々に向けてきたまなざしをたどる。

『ピンク・フラミンゴ』

下品・悪趣味・狂気!“絶対に観てはいけない”禁断のカルト・ムービー

『ピンク・フラミンゴ』ImagesCourtesy of Warner BrosPictures

その名を世界に知らしめた本作では、“悪名高きディヴァイン”とマーブル夫妻による「誰が最も下品か」をめぐる常軌を逸した争いを描き、倫理観も常識も吹き飛ばす過激なブラック・コメディを作り上げた。

『ピンク・フラミンゴ』ImagesCourtesy of Warner BrosPictures

食欲崩壊、倫理観破壊、そして爆笑不可避。ジョン・ウォーターズの“バッド・テイスト”が最もむき出しのかたちで炸裂する、伝説的な代表作。

『ヘアスプレー』

毒と愛の映画作家、ジョン・ウォーターズが贈る人間賛歌

『ヘアスプレー』Images courtesy of Warner Bros. Pictures

1962年のボルチモア。ダンスとファッションを愛する少女トレイシーが、人気テレビ番組への出演をきっかけに、人種差別と偏見の壁に向き合っていく。

『ヘアスプレー』Images courtesy of Warner Bros. Pictures

毒と風刺に満ちたジョン・ウォーターズらしさを保ちながらも、音楽とダンス、そして希望に満ちた青春映画として、多くの観客に愛されてきた作品。

『シリアル・ママ』

“バッド・テイスト”の巨匠が贈るブラック・コメディの傑作

『シリアル・ママ』Images Courtesy of Park Circus/Universal

キャスリーン・ターナー演じる平凡で愛すべき母親ビヴァリーが、完璧な家庭と秩序を守るために次々と“問題”を排除していく。ホラーとコメディを融合させながら、アメリカ社会の偽善や道徳観を痛烈に風刺した、ジョン・ウォーターズ流のブラック・コメディ。

『シリアル・ママ』Images Courtesy of Park Circus/Universal

映画史上もっとも悪趣味な映画の1本から、ダンスと音楽に彩られた青春映画、そして郊外の理想的な家庭を舞台にした殺人コメディまで。題材もトーンも異なる3作品に通底する“バッド・テイスト”とは単なる俗悪さではなく、社会が決めた「普通」や「正しさ」を疑い、そこからはみ出す人々に笑いと居場所を与える、彼独自の毒と愛が浮かび上がるものとなっている。

「ジョン・ウォーターズ特集」は11月6日(金)~11月12日(木)、京都シネマにて1週間限定特集上映。

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《シネマカフェ編集部》

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