小さな映像制作会社で働く智也(市原隼人)は、ある日、大学時代の親友・佐藤あおい(上野樹里)が飛行機事故によりアメリカで命を落としたことを知る。2人の出会いは最悪。智也は片想いをしていた女の子に近づくために、友人であるあおいに声をかけた。自分が撮影する映画のフィルム代欲しさに、智也の恋のキューピッド役を引き受けるあおいだったが、なぜか彼女の監督作“THE END OF THE WORLD”に智也は無理やり主演させられることになった…。あおいの告別式の日、“THE END OF THE WORLD”を上映しようとしていた。智也にとって、あおいはどういう存在だったのか――? 『天使の卵』に続いて市原隼人が主演を務める切ない青春映画。岩井俊二が自身の作品以外では初めてプロデュースする。
熊澤尚人
東京国際映画祭3日目は、初日に『世界はときどき美しい』の舞台挨拶に登壇した松田龍平が、幕末の混乱期にイギリスに密航し日本を変えた男たちの若き日を綴った『長州ファイブ』舞台挨拶に登場。『御法度』(99)以来7年振りにサムライを演じる松田さんをはじめ、魅力的なキャストに注目です。又市原隼人、上野樹里主演の『虹の女神 Rainbow Song』舞台挨拶では、テーマソングを歌う種ともこによるスペシャル生ライブも行われ、観客を楽しませた。
大切なものは失って初めて気が付く。そうやって失うことの切なさ、辛さを知り、人はいつか幸せを手にする──。『Love Letter』、『スワロウテイル』、『花とアリス』など、誰にも真似できない世界観を描いてきた岩井俊二が、はじめてプロデュースしたこの『虹の女神 Rainbow Song』もまた、大切な人を失ったときに人は何を思うのかをテーマにした青春と恋の物語。