川崎で起きた児童連続誘拐殺人事件。“バッドマン”を名乗る犯人はテレビを使って世間を挑発し、3件目を最後に表舞台から姿を消す。半年後、捜査に行き詰った警察が打ち出したのは捜査官をテレビに出演させ、犯人をもう一度表舞台に引きずり出す、という大胆極まりないものだった。そこで呼ばれた男の名は巻島史彦(豊川悦司)。6年前に同様の事件を指揮し、人質を殺され、犯人を取り逃がし、挙句に続く会見で醜態をさらした男だった。メディアの怖さを誰より知る男がテレビを舞台にいま一度、誘拐犯と対峙する。雫井脩介の傑作ミステリーの映画化。
cocoレビューを見る瀧本智行
週刊文春の2004ミステリー・ベストテン第1位、2005年大藪晴彦賞などに輝いた雫井脩介のベストセラー小説「犯人に告ぐ」。連続児童殺害事件の犯人がテレビ局に脅迫状を送りつけたことから、【劇場型捜査】として捜査責任者がテレビに出演し、犯人に直接語りかける捜査方法を決断。警察、マスコミなどそれぞれの思惑が絡まる本作が映画化され、11月3日(土・祝)に公開初日を迎え、豊川悦司、石橋凌、小澤征悦、松田美由紀、笹野高史、瀧本智行監督が舞台挨拶を行った。
“WOWOWといえば映画”と言っても過言ではないほど、映画コンテンツに力を入れているWOWOWが、ついに映画レーベル、WOWOW FILMSを立ち上げた。その第一弾作品となる『犯人に告ぐ』の製作報告会見が4月12日(木)に行われ、豊川悦司、石橋凌、小澤征悦、井川遥、松田美由紀、瀧本智行監督が登壇した。