アメリカ郊外・オクラホマ。息子を失い心に傷を負ったアグネス(アシュレイ・ジャッド)は、最近仮釈放された元夫の暴力から逃れるため、一人モーテルに身を潜めていた。そんなある日、同じく辛い過去を背負う男性、ピーターと出会い心を通わせ始めるが、部屋の中に小さな“バグ(虫)”が存在することに気づく。閉ざされた空間の中で、次第に彼らの精神は壊れ始めていく…。『エクソシスト』のウィリアム・フリードキン監督が、妄想が暴走した果ての狂気の世界を描く衝撃作。
ウィリアム・フリードキン
これは現実なのか、それとも——。『エクソシスト』など数多くのホラー作品を手がけてきたウィリアム・フリードキン監督が、今度は人間の“妄想”から生まれる恐怖を描いた『BUG/バグ』が、今週末の7月5日(土)に公開となる。これを記念し、妄想と恐怖、そして笑いをテーマに、千原ジュニアをゲストに招いてのトークショー付き試写会が行われた。
しばらくお休みしてしまった間に、サマーシーズンのビッグタイトルが2つも公開されている全米ボックスオフィス。まずは先週の初登場1位に続きV2を達成した『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』。全米同時公開の本作は日本でも大ヒットを記録。だが、『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』のオープニングには届かなかった…。『パイレーツ4』も企画されているというが、一応は三部作の最終章だけに、今後の持久力に期待したいところ。