世界中を混乱させたベトナム戦争が終わった1973年。アメリカ・インディアナポリスでは、ミュージシャンを目指す9人の大学生が、6日間に渡るキャンプを楽しんでいた。彼らは昼夜を共にし、曲を作り、レコーディングを行った。そしてキャンプ最終日までに彼らは、それぞれの想い、時代への期待と不安を歌った9曲を生み出した。しかし、キャンパスに帰る途中、彼らが乗った車は事故に遭ってしまう。9人のミュージシャンは全員、帰らぬ人となってしまったのだ。彼らの名はNOVEM、ラテン語で“9”の意味をもつバンド――。約30年の時を経て、NOVEMのすべてが明らかになる。
ブラッド・キンメル