死刑執行まであとわずかにも関わらず、自殺未遂を繰り返す死刑囚、チャン・ジン(チャン・チェン)。ある日、彼のもとを見知らぬ女性・ヨンが訪ねて来る。夫の浮気発覚から、深い孤独の闇に落ちたヨンが、余命わずかのチャンに贈ったのは、原色に満ちた眩しい四季の風景と歌であった。戸惑うチャンだったが、次第に彼女の存在に“天国”の温もり、そして人を愛したいという強い願望に目覚めるようになる。だがそのとき、死という“地獄”の恐怖が彼を襲う…。
キム・ギドク