17歳の夏、互いの手が触れたときから雄介(いしだ壱成)に想いを寄せる朋代(小島可奈子)。だが、そんな朋代の気持ちを知らない雄介は、彼女の妹・愁子(佐藤藍子)と結婚する。彼への想いを封印する朋代だったが、愁子は癌で若くしてこの世を去ってしまう。愛する妻の遺言通り、愁子の遺骨から美しい壺を作り上げ、いつもそばに置く雄介。落ち込む彼の支えになりたい朋代だったが、亡き妹の壺の傷が涙に見え、罪の意識を感じてしまう…。渡辺淳一による同名小説の映画化。
瀬々敬久