ロンドンで暮らすシングル・マザーのアンジー(キルストン・ウェアリング)。職に恵まれず、一人息子は両親に預けっぱなしでいた。理不尽な理由で職業紹介所をクビにされた彼女は、思いきってルームメイトのローズ(ジュリエット・エリス)と自分たちの職業紹介所を立ち上げる。やがてビジネスは軌道にのるが、ある日アンジーは不法移民を働かせる方が儲けになることを知る。もっとお金があれば息子と暮らせる…。ローズや心優しい移民青年・カロル(レズワフ・ジュレック)の心配を顧みず、彼女は越えてはいけない一線を越えてしまう。そして事件が起きた――。カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた『麦の穂をゆらす風』のケン・ローチ監督が、“自由”の意味を問うた傑作。
ケン・ローチ