天才画家・ゴヤ(ステラン・スカルスガルド)が描いた2枚の肖像画――天使のように清らかで美しい少女・イネス(ナタリー・ポートマン)と、威厳に満ちた神父・ロレンソ(ハビエル・バルデム)。ゴヤでさえ、予想もしなかった。違う世界に生きる2人の男女が、危険な愛に踏み込んでしまうとは…。18世紀末から19世紀始め、動乱のスペイン。芸術家の最高権威、宮廷画家に任命されたゴヤは、王妃の寵愛を受ける一方で、権力や社会を批判する絵画も描いていた。ある日、友人である裕福な商人の娘・イネスが、無実の罪で拘束される。ゴヤは彼女を救い、真実を暴こうとするのだが――。『カッコーの巣の上で』のミロス・フォアマン監督が、ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマンを迎えて贈る、数奇な男女の愛の物語。
ミロス・フォアマン