釣り名人として評判の一平じいさん(渡瀬恒彦)と暮らす、明るい少年・三平(須賀健太)。祖父の指導と、生まれながらの素質により、天才的な釣り名人として成長している。夏休みに入っても幼なじみの少女・ゆりっぺ(土屋太鳳)と釣り三昧。大会で優勝した三平に声をかけてきたのは、アメリカで釣りのプロとして活躍する鮎川魚紳(塚本高史)。そして三平は、魚紳が語る伝説の“夜泣谷の巨大魚”を釣り上げようと燃える。そんなある日突然、東京で暮らす三平の姉・愛子(香椎由宇)が実家に戻って来た。それは、三平にしっかりとした教育を受けさせるため、東京へ連れ戻しに来たのだった…。三平は、“伝説の怪魚”を釣ることを条件に、“伝説”と“夢”を追いかける冒険に出かける。果たして、その伝説の巨大魚は本当に存在するのだろうか? そして三平は、その魚を釣り上げることができるのか? 1980年から1982年にフジテレビにて放送された、矢口高雄原作のTVアニメ「釣りキチ三平」の映画化作品。
滝田洋二郎