都会に行ったきり、もう何年も帰らない夫の帰りを待ち続けるゾルは、厳寒の草原で息子・アヨールと暮らしていた。ある日、親子の元へ見知らぬ男性が訪ねてきた。彼は、火を嫌がるところから火の意味を持つ“ガル”と呼ばれるようになる。羊追いの仕事で生計を立てていたゾルは、羊を狙うオオカミに襲われてしまう。だが、ガルが間一髪で追い払い、彼女は難を逃れた。この日から、羊追いの仕事をガルに任せることになった。ある夜、ゾルが熱を出し、アヨールはガルに助けを求め、町の病院に連れて行った。これを機に、親子はガルを受け入れ、ガルとアヨールは無二の親友となる。だがある日突然、ゾルの夫・ラシが帰って来た…。10月18日(土)から12月19日(金)まで開催される「中国映画の全貌2008」にて上映。
ハスチョロー