戦乱の中国。貧しい家に生まれた趙雲(アンディ・ラウ)は祖国統一の夢を抱き、同じ志を持つ平安(サモ・ハン)と共に<蜀>の君主・劉備(ユエ・ホア)に仕える。西暦208年、<魏>の最高権力者・曹操(ダミアン・ラウ)率いる大軍に攻められ、彼らの軍は劉備の夫人と子供を見失ってしまう。君主の家族を見捨てることができなかった趙雲は、たった一人で夫人らの救出に向かう。立ちはだかる何万という曹操軍の中を突破し、無事に嫡子を擁して劉備の元に帰参。さらには、曹操の剣まで奪ってくるという快挙を成し遂げた。感動した劉備は趙雲を称え、“五虎大将軍”に任命。趙雲は<蜀>の国に無くてはならない武将となっていった。同年に起きた“赤壁の戦い”以降も20年間に渡り国を守り続けていた趙雲だったが、思いもよらない裏切りに遭い、名誉ある引退直前に最大の危機が訪れる。仲間が次々と戦死していく中、いまだ果たせぬ夢のため、彼は10万の敵軍へと単騎で突き進む――。英雄の平民・趙雲の壮絶な生涯と、彼を取り巻く乱世を描いた歴史大作。
cocoレビューを見るダニエル・リー
昨年トニー・レオンが結婚して以来、香港映画界最後の独身大物スターと見なされていたアンディ・ラウだが、実は彼も1年前に結婚していたことが明らかになった。アンディは8月29日、自身の公式サイト上に「ごめんなさい(対不起)」と題した短いメッセージをアップし、長年交際していた恋人とアメリカで入籍したことを告白した。
昨年11月の『レッドクリフ Part I』公開以来、日本にも怒涛の“三国志旋風”が到来! これまで、漫画やTVゲームなどで「三国志」に親しんできた層だけでなく、新たに女性層をも取り込み、書店でも「三国志」にまつわる書籍が平積みという未曾有のブームに。そしてこのたび、「三国志」の中でもひと際高い人気を集める英雄・趙雲を主人公にした映画その名も『三国志』が日本上陸。本作で趙雲(アンディ・ラウ)が対決を挑む大国・魏の宰相である曹操の孫、曹嬰(そうえい)を演じたマギー・Qに話を聞いた。