ニューヨークでの仕事に追われる毎日に嫌気が差し、2年半ぶりに日本に戻ってきたミハル(岡田理恵)。そんな彼女を待っていたのは、元カレの訃報だった…。ミハルは、墓参りをするため、彼の故郷へとバイクを走らせた。初めての道を彼が教えてくれたとおりに進むミハル。8ミリカメラが好きだった彼を思い出し、移り変わる景色と共に、その映像がフラッシュバックする。道中、ミハルは運転を誤り草むらに投げ出されてしまう。そんなとき、ある一人の男と出会った。そして、男が乗っているバイクは、昔の彼と同じものであった。さらに、その男の手には8ミリカメラが。この男の正体は? そして、目的地でミハルを待っているものとは――? 大鶴義丹監督×桐島ローランド(脚本・撮影監督)が14年ぶりにコンビを組んだ、淡く切ないロードムービー。
大鶴義丹