頑なな刑事、エイダン・ブレスリンは、妻の死後、2人の息子アレックスとショーンとの間に、溝が広がるばかり。仕事で、聖書の予言にあるヨハネの黙示録の四騎士に根差した邪悪な連続殺人事件の捜査にはまり込む。事件の現場には、毎回「COME AND SEE=来たれ」という謎のメッセージが残されていた。ある事件で中年女性が殺され、第一発見者は養女であるクリスティンだった。ブレスリンは自分の息子を思うように、彼女を気にかけていた。しかし事件が続くある日、ブレスリンはクリスティンから「私が殺したの―。」という衝撃的な事実を知らされる。彼女はこの事件の犯人の1人であり、猟奇殺人はこれからも続くという。史上最も美しき殺人者が仕掛けた罠、謎のメッセージの意味、次第に容疑者とブレスリンとの衝撃的なつながりが明らかになっていく――。
ジョナス・アカーランド