悲劇的な子供時代を過ごし、人を愛するすべも、愛されるすべも知らずに育った兄弟。10代の頃に経験した幼い弟の死を受け入れられず、心に深い傷を残したまま大人になった2人は、それぞれ哀しみや怒りにとらわれ、もがきながら毎日を生きていた。アルコール依存症だった母親の死をきっかけに再会した兄弟は、ふたたび気持ちを通わせようとするが…。2010年ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、2011年デンマーク・アカデミー賞で5部門を受賞した話題作。
トマス・ヴィンターベア