小さな田舎町で育った5人の不良少年たちは、暴走族メンバーとして青春を謳歌していた。ある日、一人の仲間の死をキッカケに少年たちは別々の道に進み、大人になるということを自覚し始める。片桐蓮は、地元でヤクザとなり、それに対峙するように親友の宮城大成は、地元を捨て新宿歌舞伎町の夜に飛び込んだ。やがて敵対していく2人の運命を大成の母・小百合と幼なじみのシズクは手の届かなくなった場所から見守るしかなかった…。残された者たちの想い、そして祈りの歌声は、果たして裏社会に染まった2人の魂に届くのか…?
河野浩司