ある日、盲目の少女とホームレスの老人が公園でひとつのベンチについて語り合う。そこは死んだ人間が集う場所でもあり、地獄の使いが現れ、彼らを連れて行く場所であるという。それは決してロマンチックなものでなく、悲しく切ない、血ぬられた人間の情念の世界だった…。
かわさきひろゆき