現代アートのコレクションを趣味とするハーブとドロシーの夫婦。ニューヨークではそんなに裕福ではないけれど、駆け出しのアーティストたちの作品を30年かけてコツコツ集めた。次第にアーティストたちは売れっ子になり、夫婦が持つ作品は数点売れば大金が手にできるほどに。しかし作品を手放そうとしない夫婦に、アメリカ国立美術館から寄贈の依頼がやってくる。夫婦とアーティストたちの“アート”にかける想いがつまったドキュメンタリー――。
佐々木芽生