パレスチナの民衆抵抗運動の地、ビリン村に住み農業を営んでいたイマード・ブルナートは、四男の誕生を機にカメラを手に入れることで、はからずも村の記録者となる。そんな中、ビリン村ではイスラエル軍による自爆攻撃を防ぐという名目で「分離壁」が築かれ、村の耕作地の多くが奪われる。怒った村人たちは毎週末非暴力のデモを続け、イマードはそれを記録していく。デモの際の銃撃などでカメラは幾度も壊れるが、その度に彼は新たなカメラを手に入れ、のべ5台のカメラが、息子の成長と友人たちの日々の闘い、そして拡大してゆく入植のさまを克明に切り撮っていく。
cocoレビューを見るイマード・ブルナート
ガイ・ダビディ