閉ざされた空間に監禁された7名の罪人。目覚めると、頭には動物のマスク。手には毒薬を仕込まれた手錠と鎖…。傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、大食、色欲。7つの大罪を背負った者たちに課せられたのは、死の裁判ゲーム。制限時間内にお互いの素性を探り合いながら、より罪が重いと判断した者に多数決で“死の審判(ジャッジ)”を下す。出口も希望も見いだせない環境下、自分が生き残るためには誰かに投票しなければならない。極限状態の中で、人間の欲望、憎悪、本性が醜いまでに暴かれていく…。
古波津陽