突然、雅人は病院のベッドで目覚める。自分に何が起きたのかわからない。見舞いにきた友人の亀井は「おまえは車ごと崖から落ちた。」と告げる。精密検査の結果、頭に外傷はなかった。しかし、雅人には事故当日の記憶がない。記憶障害と診断され入院生活を続ける。そんな時、亀井から恋人の遥と車でデートにでかけて事故にあったと言われる。自分に恋人がいたこと、名前が遥ということ、全てを忘れてしまっている雅人は衝撃を受ける。恋人のことを思いだせない彼は徐々に精神状態が不安定に。携帯の画面に残っている遥の写真にも覚えがない。精神障害になり無為な日々を過ごしていたある日、亀井が雅人に意外な話をもちかける…。
cocoレビューを見る藤井道人