《戦艦テメレール号》など数々の傑作を残した、ロマン主義の巨匠J・M・W・ターナー。若くして名声を得ながら、時には批判や嘲笑を浴びても、自ら嵐に飛び込み新たな表現を模索し続けた天才画家。名画創作の影で、なぜか名前と身分を偽って意外な場所に出没するなど、旅を愛した画家の素顔は謎に包まれていた。構想12年の情熱でターナーの人生を映画化したのは、『秘密と嘘』でカンヌ国際映画祭パルム・ドール、『ヴェラ・ドレイク』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞の巨匠マイク・リー監督。ターナーの創作の秘密が紐解かれながら、目前に名画の世界が広がる驚き、そして、豊かに生きることの素晴らしさが胸を打つ感動の物語が誕生した。
マイク・リー