1980年代までにアメリカでは多くの念力(サイコキネシス)に関する事例が報告されていた。その現象を兵器化する ため、民間の研究所に連邦予算が投じられた。その研究と育成指導が進むにつれ、超能力者による抵抗も激しさを増していった。 90年11月。尋常でないテレキネシスのパワーを持つ男ザックは、職務質問中に挑発してきた警官に念力で抵抗し、現行犯で捕まってしまう。そんな彼の念力の強さに注目した研究者のスロヴァク博士は、研究に協力すれば刑を逃れることができるとザックに持ちかける。しかし、スロヴァクの真の目的は超能力者たちの髄液を集め自らに注入し、人類史上最強の念力を得ることだった。スロヴァクの野望に気づき、さらには、自らと同じく強い念力を持つガールフレンドのレイチェルまでもが研究所に捕えられていることを知ったザックは、彼女を助け出し、スロヴァクに血まみれの復讐を果たすことを決意する。
ジョー・ベゴス